Windows 10 と Office 2016・2019 のサポート終了を徹底解説
「Windows 10 のサポート終了が迫っています。」
このニュースを聞いても、よくわからない、自分には関係ないと思っていませんか?
そもそもサポート終了とは何のことなのか、サポートが終了するとどうなるのかもわからないのではないかと思います。
サポートが終了すると、セキュリティ面で重大なリスクが生じるだけでなく、ソフトウェアや周辺機器が正常に動作しなくなる可能性もあります。
特に、Office 2016 と Office 2019 も同じタイミングでサポート終了を迎えるため、影響はさらに大きくなります。
今回は、サポート終了のリスクと対策をわかりやすく解説し、安心してパソコンを使い続けるためのポイントを紹介します。
1. サポート終了ってなに?
Windows 10 は 2025年10月14日 にサポートが終了します。この日をもって、開発・販売元であるマイクロソフトはWindows 10 のセキュリティ更新プログラムや技術サポートを提供しなくなります。
また、Office 2016 と Office 2019 も2025年10月14日にサポートが終了します。
そうです。Windows 10 と Office 2016・2019 は同じタイミングでサポート終了を迎えます。
過去にもWindows XP や Windows 7 といった個人や企業で利用が多かったパソコンの多くがサポート終了する際に、マイクロソフトが大々的に宣伝していたことがありました。
今回も企業を含めて多くの方が現在利用中のため、様々な発信が行われています。
では、サポートが終了すると何が起こるのでしょうか?
サポートが終了すると、以下のような影響が出ます。
1. セキュリティ更新が提供されなくなる
ウイルスやハッキングの標的となる欠陥(脆弱性、セキュリティホール)に対する修正(セキュリティ更新)が行われなくなるため、パソコンが危険にさらされます。
2. 最新のソフトウェアやハードウェア、各種サービスの対応が終了する
最新のソフトウェアやハードウェア、アプリ、クラウドサービスが古いWindowsやOfficeのサポートを打ち切ることがあります。
3. 技術サポートが受けられなくなる
マイクロソフトの公式サポートを受けられなくなるため、トラブル時の対応が難しくなります。
4. 企業や行政機関での使用制限が増える
セキュリティの観点から、古いWindowsやOfficeの使用が制限される可能性があります。
これまでは知らず知らずのうちに様々な脅威から守られていましたが、サポートが終了すると、セキュリティ上のリスクが高まります。
2. サポート終了後のリスクとは?
サポートが終了したからといって、その日からパソコンが使えなくなるということではありません。
何も変わらずパソコンで作業することは可能です。
しかしセキュリティの脅威は年々増えていますので、新たに Windows 10 に欠陥が見つかっても修正されることがなくなり、悪用されてしまう可能性が高まっていきます。
サポート終了後は、Windows 10 を使い続けることがリスクとなります。
セキュリティの脆弱性
サポート終了後は、ウイルスや悪意のあるソフトウェア(マルウェア)の攻撃を受けるリスクが飛躍的に高まります。
サポートが継続されているWindowsと比較すると、攻撃対象として狙われやすくなるため、個人情報の流出やデータ破損などのリスクが増します。また、悪意のあるソフトウェアがパソコン内に侵入し、データが暗号化されて元に戻すことと引き換えに身代金を要求されるランサムウェアなどの被害を受ける可能性もあります。
また、不具合等が修正されないことで、パソコン自体の安定性が損なわれて動作不良が発生しやすくなります。
企業では、データの暗号化やハッキングのリスクが大幅に高まり、業務データが外部に漏洩する危険性が生じます。特に金融機関や医療機関などの機密情報を扱う業種では、サポート終了後のWindowsを使い続けることが致命的なリスクとなることもあります。
業務効率の低下
ソフトウェアの互換性が低下すると、新しいアプリケーションやクラウドサービスが正常に動作しなくなります。
例えばオンライン会議ツールの最新バージョンが対応しなくなったり、業務で使用している会計ソフトやデザインツールが使用できなくなったりすることが考えられます。
また、ハードウェアとの互換性の問題も発生する可能性があります。例えば、新しいプリンターやスキャナーを購入しても、対応していないため使用できないといったトラブルが起こることがあり、特に企業では業務が停滞し、生産性の低下を招くことになります。
法的・契約上の問題
企業では、サポートが終了した Windows や Office を使用し続けることで、コンプライアンス(法令遵守)の観点から問題になる場合があります。
例えば、個人情報保護法や情報セキュリティ関連の規制に違反する可能性があり取引先との契約に影響を及ぼすこともあります。
また、サイバー攻撃による情報漏洩が発生した場合、法的責任を問われるリスクが生じます。特に、個人情報を扱う企業では、信頼性を損なうことになりビジネスの存続に影響を及ぼす可能性が高くなります。
3. 自分でできる対策は?
そもそもサポートを終了せずにもっと使えるようにすることはできないのでしょうか。
Windows 10 は2015年7月にリリースされ、すでに10年使われています。
その間に技術やセキュリティも進歩し、Windows 10 のシステムでは対応しきれない状態になっているため、サポートを終了し、新しいシステムのOSに乗り換えて欲しいのです。
Office も同様で、最新版に変更することで、例えば Office の仕組みを利用したウイルスに対応でき、パソコンの故障等にも対応できます。
さらに最新の機能を使えるようにすることで、パソコンの利便性を向上させることができるのです。
最新の Windows や Office への移行
最も確実な対策は、Windows 11 や最新の Office(Microsoft 365 や Office 2024)へ移行することです。新しいWindowsやOffice は、最新のセキュリティ対策が施されているため、安全性が向上します。
移行には「最新のパソコンを購入」と「Windows 11 にアップグレード」の2通りがあります。
どちらもまずは以下の2点について確認します。
- 互換性の確認
業務で使用しているソフトウェアや周辺機器が、新しい Windows や Office
で動作するか事前に確認しましょう。新しいソフトウェアやハードウェアは古い Windows
に対応しないことがありますが、逆に企業向けの専用ソフトウェアや古いプリンターなどは、新しい環境で動作しない場合がありますので注意が必要です。
- データのバックアップ
Windows や Office をアップグレードする前に、重要なデータをバックアップしていくことが重要です。外付けハードディスクやクラウドストレージを活用し、万が一のデータ消失に備えましょう。
最新のパソコンを購入することについては後述いたしますが、Windows 11 にアップグレードするにはパソコンが高性能でないとできない可能性があります。
[ 設定 ] 画面の [ 更新とセキュリティ ] から [ Windows Update ] をクリックして「Windows 11 へのアップグレードの準備ができました」と表示されていればアップグレードできます。
しかし「このPCは現在、Windows 11 を実行するための最小システム要件を満たしていません」と表示されたパソコンはWindows 11 にアップグレードできません。
ウイルス対策ソフトでは防げない?
ウイルス対策ソフトは、ウイルスやマルウェアを検出して防御することができます。
そのため、Windows 10 でもウイルス対策ソフトを導入していれば大丈夫だろうという声もありますが、ウイルス対策ソフトではサポートが終了したWindowsの脆弱性を完全に補うことはできません。Windowsのセキュリティ更新が提供されなくなると、新たに発見された脆弱性が修正されないためウイルス対策ソフトが対応しきれず、リスクが高まります。
例えば、Windows 10 のサポート終了後に新しい脆弱性が発見された場合、ウイルス対策ソフトでは根本的な対処ができません。そのため、ウイルス対策ソフトを導入するだけでなく根本的な対策として、最新のWindowsに移行することが不可欠です。
4. 新しいパソコンを購入する際のポイントとは?
Windows 11 にアップグレードできない場合にはパソコンの買い替えを検討しましょう。
最新のパソコンに買い替えることで多くのメリットがあります。
- 処理速度の向上
- 最新の機能とセキュリティ
- ストレージ(保存)容量の増加と高速化
- 省電力
起動時から動作が快適になり、ストレスなく使うことができるようになります。
しかし、快適に使うにはパソコンのスペック(性能)にも気をつける必要があります。
特に以下の3つのスペックはしっかりと確認しましょう。
- CPU:Intel Core i5 以上または AMD Ryzen 5 以上
- メモリ:16GB以上
- ストレージ:SSD(256GB以上推奨 画像や動画編集を行うなら512GB以上)
Microsoft Office と互換性 Office の違い
新しいパソコンを購入する際、Office アプリが入っているかどうかは重要です。安いパソコンに Office が入っているかどうかを販売員に聞くと「入っています」と言われますが、ほとんどが Microsoft Office ではなく他の互換性のある Office だったりします。
Office の選択肢として、Microsoft Office と互換性のある Office(LibreOffice や WPS Office など)、Google サービスがあります。これらの違いを理解して、自分に最適なものを選びましょう。
- Microsoft Office
Microsoft が提供する純正の Office ソフト
Word、Excel、PowerPoint などがスムーズに動作し、クラウド連携も強力です。
- 互換性 Office(LibreOfficeや WPS Office など)
無料または低価格で利用可能です。
一部の機能が Microsoft Office と異なるため、書類のレイアウトやマクロ機能が完全に互換性がないことがあります。
基本的な文書作成や表計算には十分対応可能です。
- Googleサービス
ドキュメント、スプレッドシート、スライドなどのアプリが無料で使えます。
ブラウザで動作するためインターネット接続が必要です。
一部の機能がMicrosoft Officeと異なるため、書類のレイアウトやマクロ機能が完全に互換しないことがあります。
基本的な文書作成や表計算には十分対応可能です。
仕事で Microsoft Office を頻繁に使用する場合や取引先とファイルを共有する場合は、純正の Microsoft Office を選択するのがお勧めです。一方、コストを抑えたい場合は、互換 Office や Google サービスを試してみるのも選択肢の一つです。
まとめ
Windows 10 や Office 2016・2019 のサポートが終了すると、パソコンの安全性や使いやすさに影響がでます。特に、ウイルスやハッキングの攻撃を受けやすくなるため、最新の Windows 11 や Office 2024、Microsoft 365 に移行するのが安心です。また、新しいパソコンを購入する際は、自分の用途に合ったスペックや Office ソフトの種類を確認しましょう。
サポート終了前に準備をして、安全で快適なパソコン環境を整えることが大切です。今のうちに、大切なデータのバックアップなどできる対策を始めましょう。
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