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【初心者向け】ExcelのXLOOKUP関数でデータ検索をもっと簡単に!基本から応用まで解説

こんにちは!パソコン教室わかるとできる高島平校インストラクターの浅木です。

今回は、Excelの強力なデータ検索関数であるXLOOKUP関数について解説します。XLOOKUP関数は、指定した範囲で条件に合致するデータを簡単に見つけ出すことができる便利な関数です。

従来のVLOOKUPやHLOOKUPと違って、列や行のどちらでも使えるだけでなく、より柔軟でわかりやすい構文で扱えるのが特徴です。

この記事では、XLOOKUP関数の基本から応用的な使い方までを、初心者にもわかりやすく解説していきます!

 

XLOOKUP関数とは?

XLOOKUP関数は、指定した検索範囲で条件に合うデータを見つけ、そのデータに対応する値を返す関数です。これにより、商品リストや顧客データなど、さまざまなデータベースから特定の情報をすぐに取得できるため、業務効率が大幅に向上します。

構文
=XLOOKUP(検索値, 検索範囲, 戻り値範囲, [見つからない場合の値], [一致モード], [検索モード])

  • 検索値:探したい値やキーワードです。
  • 検索範囲:検索を行う範囲です。
  • 戻り値範囲:検索値が見つかった場合に返される値の範囲です。
  • [見つからない場合の値](オプション):検索値が見つからなかったときに表示する値を指定します。
  • [一致モード](オプション):完全一致や部分一致の指定ができます。
  • [検索モード](オプション):上から下、または下から上の方向で検索を行う指定ができます。

 

XLOOKUP関数の基本的な使い方

まずは、XLOOKUP関数の基本的な使い方を確認してみましょう。

例1:商品名に対応する価格を検索する

商品リストにおいて、商品名をもとに価格を取得したいとします。以下のようなデータがあるとしましょう。

A列(商品名)B列(価格)
リンゴ120
バナナ80
ぶどう300

 

たとえば、「バナナ」の価格を検索したい場合、次のように入力します。

=XLOOKUP("バナナ", A2:A4, B2:B4)

この数式は、A列で「バナナ」を検索し、対応するB列の価格「80」を返します。XLOOKUP関数はVLOOKUPと異なり、範囲を選ぶ際に列の位置関係を気にする必要がないため、非常に使いやすいです。

 

XLOOKUP関数の応用テクニック

XLOOKUP関数は、単純なデータ検索だけでなく、エラーハンドリングや部分一致検索、複数列を使った検索も可能です。以下に応用的な使い方を紹介します。

例2:見つからない場合のメッセージを表示する

検索値が見つからなかった場合に「該当なし」などのメッセージを表示することもできます。たとえば、商品リストに「オレンジ」が含まれていない場合に「該当なし」と表示させる場合は、次のように設定します。

=XLOOKUP("オレンジ", A2:A4, B2:B4, "該当なし")

この数式では、検索範囲に「オレンジ」が見つからないため、「該当なし」と表示されます。エラーが発生する代わりにメッセージを表示できるので、より見やすいデータになります。

例3:部分一致で検索する

部分一致を使ってデータを検索することも可能です。たとえば、「バナナ」を含む商品名を検索したい場合、一致モードとして「2(ワイルドカード一致)」を指定します。

=XLOOKUP("*バナナ*", A2:A4, B2:B4, "該当なし", 2)

この数式では、「バナナ」を含む商品名が見つかるとその対応する価格が返され、見つからない場合は「該当なし」と表示されます。部分一致を利用することで、類似するデータを簡単に見つけることが可能です。

 

例4:検索方向を指定する

検索モードを使うことで、検索方向を指定できます。たとえば、最新のデータを取得したい場合に、リストの下から上に検索するよう設定することができます。

=XLOOKUP("リンゴ", A2:A10, B2:B10, "該当なし", , -1)

ここで検索モードに「-1」を指定することで、下から上に向かって検索が行われ、最初に見つかった「リンゴ」のデータが返されます。

 

XLOOKUP関数とVLOOKUP関数の違い

XLOOKUP関数は、従来のVLOOKUP関数と異なり、より柔軟に検索を行うことができます。以下に、XLOOKUPがVLOOKUPより優れている点を挙げます。

  • 列方向や行方向どちらでも検索可能:XLOOKUPは、VLOOKUPのように右側の列しか参照できないという制約がなく、指定した範囲で柔軟に検索可能です。
  • エラーハンドリングが簡単:「見つからない場合の値」を指定できるため、IFERRORを使わなくてもエラーメッセージを表示できます。
  • 部分一致やワイルドカード検索が可能:XLOOKUPは部分一致検索が可能で、特定の文字列を含むデータを検索できます。
  • 検索方向を指定できる:最新データや特定の方向で検索したいときに、上からまたは下から指定できます。

 

ビジネスシーンでのXLOOKUP関数の活用例

XLOOKUP関数は、さまざまなビジネスシーンで役立ちます。ここでは、XLOOKUP関数を実務でどのように活用できるか、具体的な例を紹介します。

例5:在庫リストから特定の商品在庫を確認

商品リストと在庫数を管理する場合、商品名をもとに在庫数を取得したいことがあります。XLOOKUP関数を使えば、特定の商品名に対応する在庫数をすぐに確認できます。

=XLOOKUP("商品A", A2:A100, B2:B100, "在庫なし")

この数式では、商品Aが在庫リストにある場合、その在庫数が返されます。見つからない場合は「在庫なし」と表示されるため、在庫切れの確認が一目でわかります。

 

例6:複数の条件に基づく売上データの取得

たとえば、「担当者名」と「月」に基づいて売上データを取得したい場合、XLOOKUP関数を使うことでスムーズに対応できます。データが多くなるほど、XLOOKUPの柔軟な検索範囲指定が便利です。

 

XLOOKUP関数の注意点とよくあるミス

XLOOKUP関数を使う際に気を付けるべきポイントもいくつかあります。ここでは、XLOOKUP関数の使用上の注意点と、よくあるミスについて説明します。

1. 一致モードに注意

一致モードで「完全一致」や「ワイルドカード一致」を指定する際、データの形式や文字の間違いに注意しましょう。たとえば、大文字と小文字が異なると見つからないことがあるため、条件に合わない場合は入力ミスがないか確認しましょう。

2. 戻り値範囲のセル数を確認

検索範囲と戻り値範囲が一致していないと、エラーが出る可能性があります。指定した範囲に誤りがないかを確認しましょう。

3. セル参照を使うことで柔軟に設定

検索値や見つからない場合の値をセル参照で設定すると、条件が変わったときに自動で計算結果も更新されるため、さらに便利です。たとえば、セルに「商品A」と入力してそのセルを参照することで、検索値を簡単に変更できます。

 

パソコン教室でXLOOKUP関数を学ぶメリット

XLOOKUP関数は、従来のVLOOKUPやHLOOKUPに比べて柔軟な機能を持っていますが、その分設定が複雑に感じる場合もあります。パソコン教室で学ぶことで、効率的にスキルを習得できます。

1. 実務に直結するスキルが身につく

教室では、商品管理や在庫管理など実務でよく使うシーンを想定してXLOOKUPの使い方を学べるため、即戦力となるスキルを身につけられます。

2. わからない部分をすぐに解決できる

独学では設定方法がわからない部分も、教室ならその場で講師に質問できるため、効率よく疑問を解消しながら学習を進められます。

3. MOS資格試験対策も充実

パソコン教室ではMOS試験対策も提供されているため、資格取得に向けたスキルアップが目指せます。XLOOKUP関数をマスターすることで、試験合格に向けて自信がつきます。

 

まとめ

XLOOKUP関数は、Excelでの柔軟なデータ検索を可能にする便利な関数で、従来のVLOOKUP関数に比べて多くのメリットがあります。

特定の商品や担当者に基づくデータ検索、部分一致検索やエラーメッセージの設定など、多様な使い方ができるため、日常のデータ管理がスムーズになります。

パソコン教室わかるとできる高島平校では、初心者の方でもXLOOKUP関数を使いこなせるよう、わかりやすいカリキュラムを提供しています。データ分析や管理のスキルを磨いて、仕事の効率をアップしていきましょう!

 

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