【初心者必見】ExcelのCOUNTIFS関数で複数条件に応じたデータを簡単にカウントする方法【MOS資格試験対策】
みなさんこんにちは!パソコン教室わかるとできる高島平校インストラクターの浅木です。
今回は、Excelで複数条件に一致するデータの件数を数えるCOUNTIFS関数について詳しく解説します。
COUNTIFS関数は、特定の条件を複数指定して、それに合致するデータを簡単に数えられる関数です。たとえば「特定の地域で売上が一定以上のデータだけを数えたい」「ある担当者と指定した期間に該当するデータの数を知りたい」といった場合に非常に役立ちます。
この記事では、COUNTIFS関数の基本から応用まで、ビジネスでの活用方法をわかりやすく紹介しますので、一緒に学んでいきましょう!
COUNTIFS関数の基本
COUNTIFS関数は、指定した複数の条件に一致するセルをカウントするための便利な関数です。まずは基本的な構文と使い方を見ていきましょう。
構文
=COUNTIFS(条件範囲1, 条件1, 条件範囲2, 条件2, …)
- 条件範囲:条件を確認する対象のセル範囲です。複数指定が可能です。
- 条件:条件範囲内のデータが満たすべき条件です。
COUNTIFS関数は、1つ以上の条件に基づいて、データがその条件を満たしているかを確認し、条件に合うセルの数をカウントします。特定の条件に合致するデータが複数条件ある場合にも対応できるため、業務での集計作業が簡単になります。
例1:特定の商品と地域の売上データの数をカウントする
たとえば、ある売上データの表で「商品A」の売上のうち「関東地域」の売上データだけをカウントしたい場合、次のように入力します。
=COUNTIFS(A2:A10, "商品A", B2:B10, "関東")
この数式では、A列で「商品A」と一致し、B列で「関東」に一致する行のデータ数がカウントされます。このように複数の条件を組み合わせることで、必要なデータを絞り込んでカウントできます。
COUNTIFS関数の応用テクニック
COUNTIFS関数を使うことで、「以上」「以下」などの数値条件や、日付条件を含めたデータのカウントも簡単にできます。以下に、よく使われる応用例を紹介します。
例2:売上が100以上で、特定の担当者のデータをカウントする
「売上が100以上」の条件と「担当者が佐藤さん」の条件を組み合わせてデータをカウントしたい場合、次のように入力します。
=COUNTIFS(C2:C10, ">=100", A2:A10, "佐藤")
この数式では、C列で100以上の売上があり、A列が「佐藤」に一致する行のデータ数がカウントされます。担当者ごとや、一定の金額以上のデータのみをカウントしたいときに非常に便利です。
例3:特定の期間内のデータをカウントする
日付を条件にして特定の期間に該当するデータの件数をカウントしたい場合も、COUNTIFS関数で簡単に対応できます。たとえば、「2023年1月のデータのみをカウントしたい」といった場合には次のように設定します。
=COUNTIFS(A2:A10, ">=2023-01-01", A2:A10, "<=2023-01-31")
この数式では、A列の日付が2023年1月1日から2023年1月31日の間にあるデータだけがカウントされます。これにより、特定の期間に絞ったデータをカウントできるため、売上や収益の月次管理などに役立ちます。
COUNTIFS関数とCOUNTIF関数の違い
COUNTIFS関数とCOUNTIF関数はどちらも条件に基づいてデータをカウントする機能を持っていますが、COUNTIFS関数は複数の条件を設定できる点が特徴です。一方、COUNTIF関数は1つの条件にしか対応できないため、複数の条件に基づいたデータをカウントするにはCOUNTIFS関数を使う方が効率的です。
たとえば、「商品Aで関東地域のデータだけをカウントしたい」といったように複数の条件がある場合にはCOUNTIFS関数が適しています。
ビジネスシーンでのCOUNTIFS関数の活用例
COUNTIFS関数は、ビジネスのデータ管理や分析に非常に便利な機能です。ここでは、COUNTIFS関数を実務でどのように活用できるか、具体的な例を紹介します。
例4:部門ごと・月ごとの目標達成件数をカウント
たとえば、「営業部」で「2023年1月」の目標達成件数をカウントしたい場合、次のように設定できます。
=COUNTIFS(D2:D100, "営業部", C2:C100, ">=2023-01-01", C2:C100, "<=2023-01-31")
この数式では、D列が「営業部」、C列の日付が2023年1月のデータに該当する場合にカウントします。部門ごとや月ごとの目標達成件数を集計することで、パフォーマンスの確認や分析がスムーズに行えます。
例5:特定の成績範囲に該当する学生数をカウント
教育機関での成績管理にもCOUNTIFS関数は役立ちます。たとえば、「成績が80点以上90点未満の学生数」をカウントしたい場合、以下のように設定します。
=COUNTIFS(B2:B100, ">=80", B2:B100, "<90")
この数式により、特定の点数範囲に該当する学生数がカウントされ、成績分布や成績評価の参考にすることができます。
COUNTIFS関数の注意点とよくあるミス
COUNTIFS関数を使う際に気を付けるべきポイントや、よくあるミスについても確認しておきましょう。
1. 条件範囲の長さを一致させる
COUNTIFS関数では、すべての条件範囲のセル数を一致させる必要があります。たとえば、1つ目の条件範囲が「A2」であれば、2つ目以降の条件範囲も同じセル数(例:「B2」)にする必要があります。セル数が一致していないとエラーが発生します。
2. 条件の記述方法に注意
数値条件の場合は「>=100」などと記述しますが、文字列条件の場合はダブルクォーテーションで囲む必要があります。たとえば、「商品A」を条件にする場合、「”商品A”」と記述するようにしましょう。
3. セル参照を使った条件設定
特定のセルを条件に使いたい場合、直接数値や文字列を入力する代わりに、セル参照を使うと便利です。例えば、「>=100」という条件をセルB1に入力し、=COUNTIFS(C2:C10, B1)
とすると、条件が変わったときに自動で計算結果も更新されるので、データ分析が効率化されます。
MOS資格試験でのCOUNTIFS関数
Excelのスキルを証明するMOS(Microsoft Office Specialist)資格試験でも、COUNTIFS関数は重要な項目のひとつです。試験では、条件付きのデータ集計やデータの確認が頻出するため、COUNTIFS関数の理解が試験合格に役立ちます。
MOS試験でCOUNTIFS関数が役立つ理由
- 複数条件に基づいたデータ集計:試験問題では、複数の条件に基づいてデータを集計する問題が出題されるため、COUNTIFS関数を使いこなせると効率的に解答できます。
- 実務スキルとしての証明:MOS試験の合格は、職場でのデータ集計力を証明でき、業務効率化に役立ちます。
MOS試験対策としてCOUNTIFS関数を学ぶことで、Excelをさらに便利に活用でき、実務でのスキルアップにもつながります。
パソコン教室でCOUNTIFS関数を学ぶメリット
COUNTIFS関数は条件が複数になると設定が難しく感じることもありますが、パソコン教室で体系的に学ぶことで、以下のようなメリットが得られます。
1. 実務で使えるスキルが身につく
教室では、売上管理や目標達成件数の管理など、実務に即した演習を通じてCOUNTIFS関数の活用方法を学べます。実務にすぐに活用できるため、職場でのExcelスキルがアップします。
2. わからない部分をすぐに質問できる
独学では、設定方法がわからず困ることもありますが、教室なら講師にその場で質問できるため、疑問を解消しながら効率よく学習を進められます。
3. MOS資格試験対策も充実
パソコン教室では、MOS資格試験の対策も行っているため、資格取得を目指す方にとっても最適です。COUNTIFS関数をマスターすることで、試験合格に向けての自信にもつながります。
まとめ
COUNTIFS関数は、Excelで複数条件に基づいてデータを簡単にカウントできる便利な関数です。
売上データの集計や、特定の条件に基づくデータのチェックなど、ビジネスでの活用範囲が広く、日常業務に欠かせないスキルです。また、MOS資格試験にも役立つため、スキルアップやキャリアアップを目指す方にとってもおすすめの関数です。
パソコン教室わかるとできる高島平校では、初心者でもCOUNTIFS関数を実務に活かせるよう、わかりやすいカリキュラムを提供しています。Excelを使ったデータ分析や集計スキルをさらに磨いて、業務の効率化を目指しましょう!
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