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初心者でも簡単!ExcelのAVERAGEIFS関数で複数条件に基づく平均を素早く計算する方法【MOS資格試験対策】

みなさんこんにちは!パソコン教室わかるとできる高島平高インストラクターの浅木です。

今回は、ExcelのAVERAGEIFS関数についてわかりやすく解説します。

AVERAGEIFS関数は、複数の条件を指定してデータの平均を求められる便利な関数です。

たとえば、「特定の部署の中で一定の売上を超えたデータの平均を取りたい」「特定の条件に該当する数値だけの平均を出したい」といった場合に活用できます。この記事では、基本から応用までをわかりやすく説明しますので、一緒に学んでいきましょう!

 

AVERAGEIFS関数の基本

まずは、AVERAGEIFS関数の基本構文と、その使い方について確認しましょう。

構文

=AVERAGEIFS(平均範囲, 条件範囲1, 条件1, 条件範囲2, 条件2, …)

  • 平均範囲:平均を求めたいセル範囲を指定します。
  • 条件範囲:条件を確認する範囲です。複数の条件範囲を指定できます。
  • 条件:条件範囲の各セルが満たすべき条件を指定します。

AVERAGEIFS関数は複数の条件を指定できるため、複数条件に基づいてデータを絞り込んでから平均を計算できます。

例1:特定の商品と地域の売上の平均を求める

たとえば、売上データの中から「商品A」の売上のうち「関東地域」の平均を求めたい場合、次のように入力します:

=AVERAGEIFS(C2:C10, A2:A10, "商品A", B2:B10, "関東")

この数式では、A列で「商品A」、B列で「関東」に該当する行の売上(C列の値)だけが平均化されます。このように、特定の条件に基づく平均を簡単に求められます。

 

AVERAGEIFS関数の応用テクニック

AVERAGEIFS関数は、「以上」「以下」などの数値条件や日付条件にも対応しているため、複雑な条件での平均計算も可能です。以下に、よく使う応用例を紹介します。

例2:売上が100以上で特定の担当者の売上平均を計算する

「売上が100以上」の条件と「担当者が佐藤さん」の条件を組み合わせて、売上の平均を計算したい場合、次のように入力します:

=AVERAGEIFS(C2:C10, B2:B10, ">=100", A2:A10, "佐藤")

この数式は、B列で100以上の売上があり、A列が「佐藤」と一致する行の売上(C列)だけを平均化します。これにより、特定の担当者の条件に基づいた平均を簡単に計算できます。

例3:特定の月のデータのみを平均化

日付に基づいて特定の期間に限定したデータの平均を求めたい場合も、AVERAGEIFS関数が便利です。たとえば、「2023年1月のデータだけを平均化したい」といった場合に以下のように設定します:

=AVERAGEIFS(C2:C10, A2:A10, ">=2023-01-01", A2:A10, "<=2023-01-31")

この数式では、A列の日付が2023年1月1日から2023年1月31日の間にあるデータだけが平均化されます。これにより、特定の期間に絞ったデータを平均化でき、売上や収益の月次分析に役立ちます。

 

AVERAGEIFS関数とAVERAGEIF関数の違い

AVERAGEIF関数とAVERAGEIFS関数はどちらも条件付きで平均を計算する機能を持っていますが、AVERAGEIFS関数は複数の条件を設定できる点が大きな特徴です。AVERAGEIF関数は1つの条件でしか平均を計算できませんが、AVERAGEIFS関数なら2つ以上の条件を設定して平均を求めることができるため、詳細なデータ分析が簡単に行えます。

たとえば、「商品Aの中でも関東地域の売上データだけを平均化したい」といったように、複数条件を組み合わせる場合にはAVERAGEIFS関数が非常に便利です。

 

ビジネスシーンでのAVERAGEIFS関数の活用例

AVERAGEIFS関数は、特定の条件で平均を計算する必要があるビジネスシーンで役立ちます。以下に、AVERAGEIFS関数を実務でどのように活用できるか、具体的な例を紹介します。

例4:部門ごと・月ごとの売上平均を計算

たとえば、「営業部」で「2023年1月」の売上平均を求めたい場合、次のように設定できます。

=AVERAGEIFS(D2:D100, B2:B100, "営業部", C2:C100, ">=2023-01-01", C2:C100, "<=2023-01-31")

この数式では、B列が「営業部」、C列の日付が2023年1月のデータに該当する場合、D列の売上を平均化します。部門ごとや月ごとの売上データの平均を求めることで、パフォーマンスの評価や業績の比較がスムーズに行えます。

例5:商品のカテゴリー別・地域別売上の平均を算出

商品データをカテゴリーと地域で分けて分析したい場合も、AVERAGEIFS関数を使うと便利です。たとえば、「食品カテゴリー」で「関西地域」の売上平均を求めたい場合、次のように設定します:

=AVERAGEIFS(D2:D100, A2:A100, "食品", B2:B100, "関西")

この数式により、特定のカテゴリーと地域に該当するデータのみが平均化され、地域別・商品別の分析が可能になります。

 

AVERAGEIFS関数の注意点とよくあるミス

AVERAGEIFS関数を使う際に気を付けるべきポイントもいくつかあります。ここでは、AVERAGEIFS関数を使用する際の注意点とよくあるミスについて説明します。

1. 条件範囲と平均範囲のセル数を一致させる

AVERAGEIFS関数では、条件範囲と平均範囲のセル数が一致している必要があります。たとえば、平均範囲が「C2」である場合、条件範囲も「A2」のように、同じセル数を指定しないとエラーが発生することがあります。

2. 条件の指定方法に注意

数値条件の場合は「>=100」のように入力しますが、文字列条件の場合はダブルクォーテーションで囲む必要があります。たとえば、「商品A」を条件にする場合、「”商品A”」と指定しなければならないため、正しい書き方に注意しましょう。

3. 特定のセルを参照する場合

条件に特定のセルを使いたい場合、直接数値や文字列を指定する代わりにセル参照を使用すると便利です。例えば、「>=100」という条件をセルB1に入力しておき、=AVERAGEIFS(C2:C10, A2:A10, B1)とすると、条件が変更されるたびに自動で計算結果が更新されます。

 

MOS資格試験でのAVERAGEIFS関数

Excelのスキルを証明するMOS(Microsoft Office Specialist)資格試験でも、AVERAGEIFS関数は重要な項目です。複数条件に基づいて平均を求めるスキルは、試験対策として欠かせない要素です。試験では、データを条件付きで分析することが求められるため、AVERAGEIFS関数の理解は試験合格のポイントです。

MOS試験でAVERAGEIFS関数が役立つ理由

  • 複数条件に対応したデータ分析:試験では、複数の条件に基づいてデータを平均化する問題が出題されるため、AVERAGEIFS関数を使いこなせると有利です。
  • 実務スキルとしての評価:MOS試験の合格は、職場でのデータ分析力の証明として評価されやすくなり、業務の効率化にも役立ちます。

試験対策としてAVERAGEIFS関数を学ぶことで、Excelの活用力が高まり、実務にもスムーズに応用できるようになります。

 

パソコン教室でAVERAGEIFS関数を学ぶメリット

AVERAGEIFS関数は、条件が増えると設定が複雑になりやすいため、独学で学ぶのは難しい部分もあります。パソコン教室で学ぶことで、以下のようなメリットが得られます。

1. 業務で活かせる応用スキルが身につく

教室では、売上管理や経費分析といった具体的なシーンを想定した演習が豊富に用意されています。AVERAGEIFS関数の使い方を実務に即した形で学ぶことで、職場で即戦力として活用できるスキルが身につきます。

2. 疑問点をその場で解決できる

AVERAGEIFS関数の設定方法やエラーの解消について、独学だと難しいこともありますが、教室ではその場で質問できるため、わからない部分を解決しながら効率的に学べます。

3. MOS資格試験対策も充実

教室では、MOS試験に向けたカリキュラムも整っているため、資格取得に向けた対策も行えます。資格を取得することで、Excelのスキル証明として職場での評価が上がり、キャリアアップにもつながります。

 

まとめ

AVERAGEIFS関数は、Excelで複数の条件を指定してデータの平均を簡単に計算できる便利な関数です。

条件を複数指定できるため、ビジネスのさまざまな場面で詳細なデータ分析が可能になります。部門別や期間別、カテゴリー別など、細かい条件に基づいて平均を求めることで、実務に役立つスキルが身につきます。

また、MOS資格試験でも出題されるため、スキルアップやキャリアアップを目指す方にとっても必見の関数です。

パソコン教室わかるとできる高島平校では、初心者の方でもAVERAGEIFS関数を実務に活かせるよう、わかりやすく学べるカリキュラムを提供しています。Excelをさらに活用して、データ分析のスキルを磨いていきましょう!

 

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