【初心者向け】ExcelのIFS関数を使って複数条件を簡単に処理しよう!【MOS試験対策】
こんにちは!パソコン教室わかるとできる高島平校インストラクターの浅木です。
今日はExcelのIFS関数についてお話しします。複数の条件を簡単に処理できる関数で、特にたくさんのIF関数を使うのが大変なときにとても便利です。
IF関数を何重にも重ねて使ったことがある人には、特に助けになると思いますよ!
IFS関数の基本
まず、IFS関数の基本的な使い方から始めましょう。IFS関数は、複数の条件を順番に確認し、最初にTRUEになった条件に対して対応する結果を返します。難しいように感じるかもしれませんが、慣れてしまえばとてもシンプルです。
構文:
=IFS(条件1, 結果1, 条件2, 結果2, ...)
IFS関数は、このように複数の条件をチェックするための構文になっています。各条件に対して結果を指定し、最初にTRUEになった条件の結果が返されます。
例1:学生の成績評価を自動表示
例えば、次の数式を見てみましょう:
=IFS(A1>=90, "A", A1>=80, "B", A1>=70, "C", A1>=60, "D", A1<60, "F")
この数式では、セルA1に入力された成績に応じて、自動的にAからFまでの評価が表示されます。90点以上なら「A」、80点以上なら「B」、60点以上で「D」、それ未満だと「F」と評価が付きます。このように、簡単に成績のランク付けができますよ!
仕事での活用方法
IFS関数は、職場でも大活躍する場面がたくさんあります。たとえば、社員の給与ランクや売上に応じた評価など、さまざまなビジネスのデータ管理に役立ちます。
例2:社員の給与ランク分け
たとえば、社員の業績に応じて給与ランクを自動的に計算する場合、次のようにIFS関数を使えます:
=IFS(A1>=500, "高ランク", A1>=300, "中ランク", A1>=100, "低ランク", A1<100, "要改善")
この数式では、A1の値が500以上なら「高ランク」、100未満なら「要改善」といった結果が自動で表示されます。業績に応じてランクを簡単に分けられるので、業務効率がアップしますね!
IF関数との違い
IFS関数は、複数のIF関数をネストする必要がなく、複雑な条件でもすっきりとまとめられるのが特徴です。たとえば、通常のIF関数で複数条件を処理するには、このようにネスト(入れ子)を使う必要があります:
=IF(A1>=90, "A", IF(A1>=80, "B", IF(A1>=70, "C", IF(A1>=60, "D", "F"))))
これだと数式が長くて読みづらくなりますよね。IFS関数を使えば、このようなネストを避けて、よりシンプルに条件を設定できます。たくさんの条件を簡単に管理できるので、データを整理するのが格段に楽になります。
MOS資格試験でも役立つ
Excelのスキルを証明するためのMOS(Microsoft Office Specialist)資格試験でも、IFS関数は出題されることがあります。資格試験の中では、複数の条件を使った問題が多く出題されるため、IFS関数の使い方をマスターしておくことは非常に重要です。
MOS資格は、Excelを使いこなすためのスキルをしっかりと証明してくれるため、職場での評価が上がるのはもちろん、就職活動にも役立ちます。しっかり学んでおくことで、実務でも資格試験でも大いに役立ちますよ!
パソコン教室で学ぶ必要性
IFS関数のような便利な機能は、独学で学ぶことも可能ですが、やっぱりパソコン教室での学びは効率的です。どうしてパソコン教室が良いのか、いくつか理由を挙げてみますね。
1. 体系的に学べる
教室では、Excelの基本から応用まで、しっかりとしたカリキュラムに沿って学ぶことができます。IFS関数も、他の関数との組み合わせなど、より深く理解するために実際に使いながら覚えることができるので、自然とスキルが身につきます。
2. 実際の仕事に活かせる
講師が仕事で使える実践的な例を交えて教えてくれるので、ただ関数を学ぶだけでなく、業務にどう活かすかまで考えられます。これが、実際の職場でExcelを使いこなすための強力な武器になります。
3. わからない部分をすぐに質問できる
わからないことがあっても、教室ならすぐに質問できます。独学だと行き詰まってしまう部分も、教室ではすぐに解決できるため、効率的にスキルアップできます。