「プログラミングを楽しむついでに社会を変えてほしい」

2019-02-12
その他

静岡市葵区パソコン教室「わかるとできる　すみや流通どおり校」ブログです。

2018年12月8に、中高生国際Rubyプログラミングコンテストが行われました。

Rubyはまつもとゆきひろ氏が開発した純国産のプログラミング言語です。

そのコンテンストの後、まつもとゆきひろ氏の講評が素晴らしかったのでここに転記したいと思います。

「江戸時代なら島根から東京に行こうと思ったら片道１か月はかかるだろう。仕事や打ち合わせなどで頻繁に島根と東京を往復しているが、飛行機というテクノロジーに依存している。テクノロジーによってライフスタイルや社会がかわっていく。コンピュータもテクノロジーであり、世界を大きく変えてきた」

「情報の消費は受け身であり、誰かが用意した情報を使う。誰かが用意した情報を調べることである。皆さんに本当にやってほしいことは、想像力を使った創造、新しいものを作り出すことであり、能動的なことをしてほしい。コンピュータは本来そういうパワーのあるデバイスであり、そのように使ったときに、人類の能力をテクノロジーで拡張したといえる」

「いまではさまざまなサービスがRuby（プログラム言語）で作成されている。自分が楽しんでやったことが、ついでに他の人や社会の役にたった」

「みなさんは最初の一歩を踏み出している。プログラミングを楽しむことによって、『ついでに』社会を変えてほしい」

・・・と。ついでに社会を変えてほしい。いい言葉だと思います。

もちろん、ここには「構成員の自己犠牲のみに頼る援助活動は長続きしない」とし、ボランティアを否定したナイチンゲールと同じ思想を見ることもできると思います。

みなさんはどう思ったでしょうか？　それでは！！

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