2025年の崖をご存知ですか?
パソコン教室をしていると、2025年問題と並行して「2025年の崖」と呼ばれる問題に直面します。
いったい2025年の崖がどんな問題なのでしょうか?
この記事では、私なりに2025年の崖について紹介したいと思います。
2025年には、エンジニアの定年退職がある
2025年には、PCが普及してから、今まで企業のシステムの基礎ベースを作ってきた世代が一斉に定年退職を迎える時期に来ています。
会社は大企業になるほど、自社用のシステム開発をして日々の業務に使っています。
そのベースを作った人が退職するということは、誰もそのシステムの根幹部分を知らないことになるのです。
一般的にはマニュアルや設計書などがあるので、若い人が見ればわかると思われがちですが、家の改修工事のように、いろんなつぎはぎはあるわ、古いプログラムで書いてあるわで、なかなか今の若い人が、現行のシステムをすぐに修正したりができません。
つまりは、今のシステムを改修するのはコスト(人件費)が多くかかるのです。
じゃあ、逆に新しいシステムを一から作ればいいんじゃないかと思いますよね。
でも、新しいシステムを変えるにも莫大はコスト(人件費)がかかります。
こうした状況の中、これからの日本企業は既存のシステムを新しいものに変えられるかが肝となっています。
みずほ銀行が良い例
事例を挙げると、みずほ銀行が新しいシステムに移行する決断をしたのが挙げられます。
CMでもシステム以降のためにみずほ銀行のATMが使えない期間があると大々的にやっていましたよね。
こうした宣伝費、新しいシステムに関わる人件費など売り上げにつながらないが、大事な決断をしたことに、世間からは高く評価されています。
だってこのまま続くとATMのシステムに致命的な問題があったら大変ですからね。
誰も直せる人はいないし、改良するにも手間と時間がかかります。
運用しやすくセキュリティに強いものを一から作るのは今後生き残っていくには必要だと英断したことでしょう。
今後、新しいシステム導入に伴い、高齢者もスマホやタブレット操作によるサービスを受けざるを得ない状況になりつつあります。
そうした時代に向けてパソコンやスマホの勉強をしておくのは非常に大切なことです。
今後の時代に向けて一緒に勉強していきましょう。