こんにちは。わかるとできるメグリア本店校の山脇です。

「記憶力に自信が無いけどパソコン覚えられるかな・・・」

「最近物忘れが激しくてねえ、、、」

記憶力に自信が無い方ほど、記憶力に憧れるものですがその考えは捨ててパソコンを覚えてください。
そうすればあなたの弱点をパソコンが補ってくれてもっと自分の能力を生かせるようになります。

この記事の概要
・記憶力は人の価値を決めるものではない
・記憶力に自信が無い人ほどパソコンをやるべき
・パソコンの習得に記憶力は不要

記憶力は人の価値を決めるものではない

記憶力はパソコンを習得するうえであまり重要ではありません。

実際、僕は記憶力が非常に悪いです。

例えば小中学校の国語のテストでは、毎回後半に漢字書き取りがありました。
配点にして20点でしたが、僕はここをほぼ白紙で出していました(笑)

なので国語のテストで80点以上取ったことはほとんどなかったです。

でもパソコンは使えています。

算数や数学はどうだったと言えば、やはりこれも公式が覚えられませんでした。

最初に習う公式と言えば「速さ」を求める式ですよね。

道のり÷時間=速さ

これを「みはじ」とか「はじき」とかで覚えたりしたと思いますが、
僕はこういうの全然覚えられませんでした。

それでもそれなりに点数は取れていたし

今、パソコンは使えています。

なのでパソコンを習得するうえで記憶力、とりわけ暗記力と呼ばれるようなものは全然必要ないです。

むしろ僕が気になるのは多くの人が「新しいことを習得すること」が「覚える事(記憶)」だと思っていることです。

もっと極端に言えば「頭の良さ=記憶力」「学習=暗記」と思われている方もいらっしゃいます。

記憶力はあくまでも能力の一部でしかなく、良し悪しが人生を決定づけるほどの意味を持つものではありません

でも現実に記憶力重視の考えって社会に浸透していますよね。

まずはそれは誤解である。というお話をしたいと思います。

圧倒的な記憶力を持つ人

世の中にはものすごい記憶力を持った人がいます。

本を一度見ただけで内容を完璧に覚え、一字一句正確に話す事ができたり
写真を一度見ただけで、そこに鉛筆が何本、ペンが何本あったかなど細部に渡るまで正確に記憶できる人がいます。

瞬間記憶能力と言われる能力です。

これを聞くと

「素晴しい能力だ!自分にもそんな能力があれば」

と思うでしょう

この能力は実は原始的な能力で「鳥」でさえ持っています。

モズのはやにえ

モズ

モズのはやにえという言葉があります。

モズという鳥は捉えた獲物を後で食べるために木の枝に突き刺しておく習性があります。

この枝に刺さった獲物を「はやにえ(早贄)」といい、モズはその場所を1枚の写真のように完璧に記憶できるため
あとから食べることが出来ます

しかし、現実には食べられることなく枝に放置されることが良くあるそうです。

モズはあまりにも完璧に記憶するため、変化が起きると同じ場所として認識出来なくなってしまうのです。

葉っぱが一枚落ちただけで別の場所と思ってしまいます。

結果、忘れ去られた「はやにえ」が枝に放置されます。

瞬間記憶を持つ人の中にも「人の顔」を一切覚えられないという人がいます。
常に変化する人の顔を同じものとして認識できないというわけです。

記憶が曖昧だからこそ人間らしい

最近になってAIの進化により「顔認識」をコンピュータが出来るようになりましたが、コンピュータは完璧に記録することは出来ても「似たもの」を、選ぶことは苦手でした。

「リンゴ」

と聴いて、人間は様々な想像を瞬時にします。

リンゴ

「赤い、丸い、甘い」

他にも「シャリッ」という食感や「匂い」を想像する方もいます。

人間は見たり聴いたりという体験をそのまま覚えるのでなく、様々な特徴を抽出し記憶しています。

そうすることで様々なことを関連付けることができ、想像力、発想力を発揮することが出来ます。

ときにはそれが「ひらめき」として世紀の大発明となる事さえあります。

すんなり覚えられないからこそ、覚えるために語呂合わせをしたり、忘れてもいいように記録したりといった工夫をすることができます。

一瞬で覚えることは人間には邪魔な能力です。

人間は覚えられないように進化したのです。

だから記憶力の無さで悲観することはやめてください。

もし周りに記憶力を理由にあなたを侮辱する人がいるなら

心の中で

「とりの脳みそのくせに!」

と、罵ってやればいいのです(笑)

大事なことは工夫することです。それが人間らしさです。

記憶力に自信が無い人ほどパソコンをやるべき

でも生きづらさを感じてしまう

しかし今日までの社会では記憶力をとても重視しています。

学校教育においても成績を伸ばすのに最も効果的なのは記憶力です。

どれだけ英単語を覚えているのか?どれだけ公式を覚えているのか?で成績が決まってしまいます。

社会に出ても記憶力の低さは大きなハンディキャップになります。

ただこれらは決してあなたの能力が低いわけではありません。

現代社会に求められる能力とのズレがあるだけです。

目が見えない人は耳が良い。という話は有名ですが、

何か欠点がある人は必ずそれを補うために別の部分が突出しています。

だから総合的に見えればまったく問題がないはずです。でも社会の評価基準に収まっていなければ無能という扱いを
受けてしまうのが今日までの社会です。

「それではなんの解決にもならない」

そう思うでしょう。しかしそれは今日までの社会の話です。

テクノロジーの進化は目覚ましく、最近注目されるようになったAIやVRという技術は
人の能力を補うことが可能なものです。

詳しくは別の機会で触れたいと思いますが、それは身体的なハンディキャップから心や脳の問題までもサポートできる技術です。

そしてこと記憶力に関して言えば、それを補う素晴らしい道具がすでに存在しています。

そうパソコン(スマホも)です。

  • 覚えなくても調べればすぐに出てくる
  • 複雑な事柄に備え資料を作成できる
  • 様々な形で記録できる
  • 作業を自動化しミスを防げる
  • スケジュールを管理できる

このように記憶力を補うことは朝飯前です。

パソコンの習得に記憶力は不要

最初に書いたように僕自身、記憶力に自信はありません。
その自覚があったからこそパソコンに魅力を感じましたし習得できたのだと思います。

記憶力に自信が無い人にはパソコンは必須です。
そして僕が覚えれたのだから記憶力は必要ありません。

ただ記憶力を重視する考えは捨てなければいけません。

個人的には学校教育の弊害だと思っていますが

「勉強 = 暗記」

ではありません。

でもそう教育されてきた人が多いです。

そのため「理解する」という言葉自体がわからない人もいます。

たしかに目の前のテストで高得点を出すには暗記が手っ取り早いです。

「この公式さえ覚えておけば大丈夫!」

教えるほうも教わるほうもシンプルですが、その場しのぎにしかなりません。

パソコンの操作は非常に多岐に渡り、さらに日々変化します。

その一つ一つを覚える事こそ不可能です。

しっかりと「理解」しなければ使えるようになりません。

なので教室では徹底的に理解に注力して教えます。

僕が思うに

パソコンとは社会的にみて能力が低い人が、弱点を補い対等に戦うための武器

だと思います

記憶力に限らず、何らかの理由で自分の能力が低いと感じている点があるなら必ずパソコンは使いこなせるようになります。

その際に教室に通う必要があると感じたならば、ご相談ください。

しっかりとサポートさせていただきます。

本日は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。