日本人なら国語は不要?
読めるけど分からない。清水です。
日本人なら日本語を喋れるし聞き取れるし、読み書きもできるから国語は不要だという人がいます。私もそういう考えだった時期もあった気がします。しかし、音として聞き取れても意味が分からないとコミュニケーションは成立しませんし、文字として読めても意味が分からないとそれは読んだだけになります。喋ったり書いたりも主語などの大事な部分が抜けていると相手に伝わらなかったりもします。
例えば、「アップル」という言葉を聞いた時に(例えがいきなり英語というのもおかしな話だが)
リンゴであったり赤い果実が頭の中でイメージができると思います。
「アンビュランス」という言葉を聞いても、知らない人からすればイメージが出来ないと思います。
勿論、カタカナで書いてあるので読めはしますし発音もできますがそれが何なのかは分かりません。
つまり、日本語で書いてあっても意味が分からなければ外国語と変わらないということです。今回は外来語の単語での例えになりましたが、これは日本語の文章でもそうだと思いますし話し言葉であっても細かいニュアンスが伝わらなかったり知らない言葉だと聞き取れなかったりもあります。ある意味では話し言葉というのは「音」でしかないし、書き言葉というのは「記号」でしかないのだと思います。
最近では分からないことはネット検索をすれば大体解決できます。それには慣れが必要ですし、しっかりと書かれていることを読んで理解して落とし込まないといけません。必要な情報と不必要な情報とを取捨選択する必要も出てきます。「アンビュランス」の意味が分からない?では検索してみましょう。