過去の自分を振り返る。
いい意味で。清水です。
振り返ってみると、以前の私は勉強をしなかったし、仕方がわかりませんでした。
では何故勉強をしなかったのか?
それは小学校低学年くらいまでは勉強をしなくてもそこそこはできていたからです。
そこで「自分は本当はやればできるけどやってないだけ」という免罪符を自分の中で作ってしまった訳です。
最近の子育てでは、「結果よりも努力を誉めろ」と言われていますが正にこれだと思います。
それに、心の中のどこかで「やって出来なかったら恥ずかしい」という気持ちもあったのでしょうね。
小中と勉強をしなかったので、結構基礎がボロボロだったりします。高校に入ってからはそこそこやってましたが、やっぱり基礎って大事ですね。
今は「失敗も経験」「基本的に1回では出来ない」「学習は反復」「やれるまでやる」という考え方に変えて大分挑戦することが楽になりました。なんでもかんでも精神論で片づけるのは好きではないですが、やる前から出来ないと思っていたら出来ることも出来ませんし、逆に出来ると思えば大概のことは出来ると思っています。学習性無力感といって何度か失敗すると「どうせ努力してもうまくいかない」と人間は学んでしまいます。(勘違いも含め)その様な状態になってしまったら、まずその考え方を捨てましょう。
1回やっただけで出来てしまう人、理解できてしまう人も世の中にはいますが私はそういった人ではないのですし、そういう人はごくわずかだと思います。1回出来なかっただけで「自分はダメな奴だ」なんて思っていたら何もできなくなります。ハードルを1回下げましょう。特に大人になってからは1回で、短時間(期間)で成功させるよりも成功するまで続ける方が大事だと思います。(もちろん短時間でより良い成果を残せるのが理想ではありますが)
「失敗は悪」という考え方自体を変えていくことも大事だと私は思っています。もちろん失敗から何も学ばずに何度も同じ失敗を繰り返すのは問題があると思いますが、少しでも前進しているのであればそれはプラスになっていることだと思います。
5年前の自分と今の自分を比べてみると随分と考え方が変わったように思います。環境であったり、踏んできた場数であったり、加齢であったり様々な要素があると思いますが概ねいい方向に向かっていると思います。変わった部分がいくつかあります。
①周りの人と比べずに過去の自分と比べるようにした
成長を感じ取りたい時には過去の自分と比べるようにしています。過去の自分よりも知識を得ているかどうか。忘れてしまってマイナスになる部分も多少なり出てくるとは思いますがそれは少しやれば思い出すと思うのでヨシとしています。全部が全部は覚えてはいられませんしね。使っていないもんは忘れます。上を目指したいときは自分よりも上の人と比べ、「自分もまだまだだ」と感じるようにしています。思い上がったり自己満足で終わりたくないですからね。他者との比較はいいように使いましょう。
②失敗も経験ととらえる
前述した通り、失敗を必ずしも悪いものだとは思っていません。失敗することで学ぶこともありますし、失敗した方が覚えられることはたくさんあります。初めから「完璧にしよう」、「失敗しないようにしよう」とは思わない方がいいです。「失敗してもしょうがない」、「うまくいかないこともある」と割り切ることも大事です。人間である以上、完璧であることは不可能ですので、完璧主義という幻想を捨てることは大事だと思います。
③人間はどこからでも成長できる
最近の研究では、人間の脳や筋肉は何歳からでも成長できると分かってきているそうです。若い時や学生の頃に比べて物覚えが悪くなったとか忘れやすくなったとかよく言いますが、それは圧倒的に勉強時間が減っている(=脳を使う時間が減っている)からだと思います。社会人になってから学生の時と同じ時間(学校での勉強時間でいう1日5時間以上)勉強している人はそうはいないと思います。日常生活って繰り返しやルーチンが多いですから案外頭は使っていないと思います。ですので、「私はこの年齢だから~」とか「私は勉強できないから~」とかは一切考える必要はないと思っています。
と、自分語りの極みでしたが時に過去を振り返ることも大事だと思います。ずっと後ろ向きなままではよくないですけどね。