★メモリとHDDの関係★
こんにちは。インストラクターの岡嶋です。
今回はパソコンの中の部品、メモリとHDD(ハードディスクドライブ)との関係ついてお話しします。
パソコンを使っていると、動作が遅いと感じる時があります。
その時、メモリとHDDはどういった動作をしているのかということを説明します。
パソコンは作業中、一時的なデータをメモリと呼ばれる部品に記録しています。
最近のパソコンでは、メモリ容量はだいたい4GB以上搭載されているものがほとんどです。
一昔前と比べたら充分すぎる容量となっていますが、Windows10の度重なるアップデートでこの容量でも若干足りなく感じるようになってきました。
データが膨大になったとき、パソコンはメモリと同じ動作をするものをHDDに作りに行きます。これを仮想メモリと言います。
HDDのデータ転送速度はメモリに比べかなり劣ります。
そのため、仮想メモリが作られるようになるとパソコンを遅く感じるようになるのです。
これを解決するには、まず、単純にメモリを増設するという方法があります。
メモリ容量が4GBなら、8GBくらいに増設するとパソコンの動作に改善がみられるはずです。
別の方法で解決するにはメモリを増設する以外にHDDをSSD(ソリッドステートドライブ)に換装してしまうという方法があります。
HDDは、内部にCDやDVDのようなディスクを物理的に持っているため、データはそのディスクから探しに行くことになるため動作が遅くなるのですが、SSDは物理的なディスクを持たないため、データを探すのもあっという間です。
これは、仮想メモリ内のデータを探すときも同様で、メモリが足りずSSDに一時領域を作ってあった場合でも、メモリと変わらないくらいの速度でデータを探してくることができます。
パソコンの動作が遅く感じるようになったら、メモリを増設するかSSDへ換装するかのどちらかを試してみてください。
きっと快適にパソコンを使うことができるようになりますよ。