Microsoft Office Sway(スウェイ)の活用方法を考えてみた
2017年最初の「MOSブログ」の記事は、なんとMOS試験とは直接関係のない「Sway(スウェイ)」のお話から。本年も当ブログをよろしくお願いいたします。
酉年だけに、トリッキーな記事から開幕したいと思います(笑)。
先に結論を言っちゃいますと、
①「一連のストーリーや流れがあるもの」
②「画像や動画が重要な要素であるもの」
③「細部に拘りはないが、とにかく簡単に綺麗に見せたいもの」
④「印刷しないもの」
以上、4つの条件全てに当てはまれば、Sway(スウェイ)を使うとかなり便利という事です。
ストーリーや体験を凝縮させたいなら、Swayです。
その前にちょっとだけMOSのオハナシ
ちなみに、以前の記事でMOS2016試験が12月より順次開始のようです!とお伝えしておりましたが、年末から年明けにかけて、しれっと1月下旬より順次に変更されておりました。今月末からMOS Word2016試験がスタートのようですね。
MOS試験については何か新着情報があり次第お伝えしてまいります。
今回はSwayに関して3回目の記事をお届けします
さて、過去2回に渡りマイクロソフトのOffice(オフィス)ファミリーとして突如仲間入りを果たした、コンテンツ作成アプリケーションの「Sway(スウェイ)」を簡単にご紹介しました。
以下の記事参照
なんだかPowerPointライクに使えそうな感じがしますとか、新しいコンテンツの作成の在り方が追及されていてなんだか良さそう!というレポートをしていたわけですが、個人的に使っているかというと…
一切使っていません。
「おいッッ!」って感じですが、こればかりは致し方ありません。
なぜなら、仕事でもプライベートでも、パッと用途が思いつかないからです。用途が思いつかないから、使うわけがありません(悲しいですがこれが現実なのです。。。)。
と、いうわけで、このままではSway(スウェイ)をご紹介しただけで何もご提案出来ていない事になってしまい、なんだか忍びないので、「Sway(スウェイ)を活かすことが出来るのはどんな時なのか」をちょっと考えてみることにしました。
まずはSwayのメリットとデメリットを明確にしておきます
まずはSway(スウェイ)のメリット。
■1つ目は「簡単に写真や動画、ツイート、MAPなどのウィジェットを挿入できる」点です。
さらに画像・動画・ツイートはSway(スウェイ)上で検索してドラッグ&ドロップ出来るというシームレスさ。これはPowerPointなどの他のアプリケーションとはかなり異なるSway(スウェイ)最大の魅力ではないでしょうか。よくあるキャッチコピーで言えば「驚くほど簡単に」です。
■2つ目は「デザインを考えなくても良い」という点です。
Sway(スウェイ)を使った経験がある方はわかるかと思いますが、適当にコンテンツを追加して適当に配置していっても、勝手にある程度のレベルで綺麗に見えます。これも非常に良いです。これも他のアプリケーションではバランスやデザイン、視覚効果などを設定する必要があり、自由度が高いですがその分色々と面倒ですね。
その辺りSway(スウェイ)は、細部まで拘る事は出来ないものの「簡単にオシャレなコンテンツが勝手に出来る」という点が非常に優れています。
一方のデメリット。
■1つ目のデメリットは、先ほどの2つ目の逆ですね。細部に拘れない点です。
さらに言うと、PowerPointと違ってあまり「1ページ」というような概念がないのもデメリットと言えるかも知れませんね。
■2つ目は、印刷出来ない点です。
これは場合によってはかなり致命的かも知れません。Sway(スウェイ)は印刷出来ないんですね。オフラインで閲覧する必要がある資料などには適していません。
このメリット・デメリットはもっと言えば細かく色々な話が出来ますが、長くなるので割愛いたします。最後に、私が考えた活用方法をちょっと発表してみます。
Microsoft Office Swayの活用事例
というわけで、そんなメリットとデメリットを踏まえて、こんな事に使ってみては?という用途をご提案します。
ポイントは、Swayは一連のストーリーを簡単にオシャレに表現する事が出来るツールだと考えた点ですね。
①友人・知人に気軽にシェア出来る旅行記の作成
※この上にSwayが埋め込みされています。表示されていない方はこちら
こんな感じで、一連のストーリーをまとめる事が出来ます。自分で撮影した画像と動画をポンポン挿入していけますし、撮影し忘れた場所もSway上で検索してそのままシームレスに挿入可能。訪れた場所の過去の画像やMAPを入れたりすると、より旅を楽しく振り返る事が出来そうです。
食べた食事やお店の情報、さらには他の方の関連ツイートなどを入れると、より旅をまとめた感じがしますね。
サンプルはすべてSway上で検索した画像を使っていますが、10分もあればここまで作成できます。
②体験を伝えたいサービスの紹介資料の作成
こちらはサンプルなしですが、例えば陶芸体験とか、京都の舞妓さん体験とか、はたまたスポーツクラブとかでもよいと思うのですが、プロモーション用の動画を作成したり、Web上で伝える為にHPを作成するのは大変だけど、写真と簡単な動画で体験内容をお伝えしたい事があると思います。
そうした時に、スポーツジムであれば…
外観はこんな感じです。駅からジムまでのルートはこのようになっています(画像やMAPで表現)。受付からロッカールームに行き、着替えたらまずこのルームでこんな事をしてみましょう。その後はヨガの教室もあります(画像を中心に表現)。その教室ではこんな事が出来ます(実際の動画を挿入)。終わったらプールで軽く泳いで、ジャグジーで疲れを癒して帰る事が出来ます(画像を中心に表現)。
といったような一連の流れを提案・ご紹介するのも良いと思います。これのメリットは、わざわざWebページをコーディングする必要がない(専門知識が不要で業者に頼む必要もない)事と、自身で編集が簡単で、かつシェアしやすい点です。
サービス紹介動画が15分あったとして、それを全部見るかというと微妙です。それなら、動画で伝えたい部分は5分にして、後は写真を中心に表現し、それらを見やすい形でまとめることです。
さらにSwayが優れている点は、読みやすい(というか、スーッと一連の流れを見ることが出来る)事です。前述のスポーツジムの来店から退店までの流れを、いわゆる一般的なホームページ上で表現すると、色んな意味で結構間延びすると思います。よくある縦長のLP(ランディングページ)なんかもそうですね。あれはあれでメリットがありますけれど。
ただ、Swayならそんな感じがしないんですね。不思議です。
③設備や物件などの紹介資料の作成
不動産物件などは特にそうですが、場所はこの辺りです、外観がこうで、間取りの図面はこれで、玄関はこんな感じ、リビングはこんな感じ、キッチンはこれ、バルコニーは…周辺環境としてこんなスーパーが徒歩10分にあって、コンビニは5分にあって…
というのがだいたいスライドショーやバラバラの画像になってますよね。たまに室内を動画で撮影したものもあったりします。
これ、Swayでまとめたらオシャレで見やすいと思います。
④自己紹介資料の作成
これはかなり異色ですが、就職の際の自己PRの資料としてはどうかなと思いました。
こうした街で生まれ育ち、高校ではこんな部活をやってました。大学ではこんな分野を専攻し、サークルではこんな活動をしていました。とかをSwayで作成して、自分の人となりみたいなものを伝える資料を作ったら面白そうだなと思います。
全世界に共有する設定にしなければURLを知らない人しか見ることは出来ないですし、印刷出来ないですし、見せたくなくなったら最悪Swayを削除してしまえば良いです。使いまわすなら削除の前にコピーしておくと良いと思います。
もし私自身が人事担当や面接官で、応募された方がSwayで自己紹介を作ってきたら間違いなくインパクトあります。
さて、以上が私の考えるSwayの活用方法です!特に①や②の用途で使える方はいらっしゃるんじゃないかと思います。
ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。
「パソコン教室わかるとできる」は教室数トップクラスのパソコン教室なので安心して通っていただけます。全国に約200教室展開していますので、まずはお近くの教室までお気軽に無料体験をお申し込みください!
・無料体験のお申し込みはこちら