Officeの買い切り型(永続ライセンス版)は無くなるの?
現在選べるOfficeの種類
・現在のOfficeの種類は「Office 2021」と「Microsoft 365」の2種類
2023年9月現在で選べるOfficeの種類は「Office 2021」と「Microsoft 365」の2種類になります。Office 2021が買い切り型のOffice、Microsoft 365がサブスクリプションですね。
・買い切り型の Office 2021
買い切り型(永続ライセンス版)を選ぶならOffice 2021になります。とはいえ、Office 2021のサポート終了は2026年10月13日となっており、今から購入すると約3年後にはサポート対象外となります。
・サブスク型の Microsoft 365(旧 Office 365)
サブスク型を選ぶならMicrosoft 365になります。もちろん契約している限りライセンスが切れることはなく、常に最新の機能が搭載されます。サポートも受け続けることができます。
サブスク型では「Office」の名称自体が2022年11月より無くなっています。
他社サービスの流れ
売り切り型からサブスク型にサービスを移行した会社で最も有名なのはおそらくAdobe社ではないでしょうか。
日本でAdobe Creative Cloudの提供が開始されたのは2012年4月と今から10年以上も前。それも早い段階で売り切り型の販売を廃止し、サブスク型に1本化して大成功しています。
その他で見ても、サブスクになっていないサービスを見つけるのが大変なくらい浸透していますよね。
映像ではNetflixやDisney+など、音楽ではSpotifyやYouTube Musicなど、デジタル雑誌でも読み放題サービスが充実しています。ゲームでもサブスクサービスが多数あります。
このように、様々な企業がサブスクリプションへの移行を進めています。企業としては、サブスクに移行することで収入が予測しやすい、ユーザーからのフィードバックをサービスに反映しやすい、などのメリットがあります。
消費者側からすると、高いソフトを購入したけど必要なくなった、などのリスクを回避できるため、一歩目のハードルが低くなることがメリットです。
Microsoftの意向
Microsoftとしても当然サブスク化は進めていきたいと考えているはずです。
ですが、中々進んでいないように見えるのは、Officeの利用ユーザー層の幅が広く大規模なため、急激な舵取りは大きな反発を生む可能性があると考えているからではないでしょうか。そこで、切り替え準備は少しずつ進めながら、その時を待っているように思います。
買い切り版の Office 2016 まではサポートの終了まで約10年ありましたが、Office 2019や Office 2021 ではサポート期限が最長で5〜6年と短くなっており、買い切り版の優位性である「初期費用は高くても長く使い続けられる」は薄まっています。
準備は整ってきています。
Officeの買い切り型はなくなるのか
以上を踏まえ、記事タイトルに戻ります。
「Officeの買い切り型はなくなるのか」ですが、今のところ次期バージョンが発売されるかは未定です。Office 2023が発売されると噂があったのですが、発表はされていないようです。
次期バージョンについては未定ですが、いずれにせよ時代の流れから考えると買い切り型は無くなると考えるのが妥当です。
そもそも、「Microsoft Office」という名称が「Microsoft 365」へ変更されているため「Office」という製品自体が無くなっていく可能性もあります。
まとめ
今回はOfficeの買い切り型(永続ライセンス版)はなくなるのか、について記事を書いてみました。
今すぐ無くなることはないけど、Microsoftとしても、時代の流れ的にも、いずれは無くなるのでは?という結論です。(あくまで個人的な予想なので、実際どうなるのかはわかりません)
いずれ無くなるなら今のうちに買っておくべきなのか、常に最新版が使えるMicrosoft 365に移行するべきなのか、それとも様子を見るべきなのか。
悩ましいところですが、これからもアンテナを張り、時代の流れをキャッチして行きましょう!
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