AIチャットボットを組み込む、各ブラウザの動き
Chat GPT をはじめ、何かと話題の絶えないAIチャットボット界隈ですが、その中の話題の焦点の一つとなっているのがAIチャットボットがブラウザに組み込まれることで変わる未来についてです。
私もホームページに携わる人間の1人として日々情報にはアンテナを貼っていますので、一旦現状をまとめて把握しておこうかと思います。
まず Chat GPT がわからないよ!と言う方はこちらの記事をご覧ください↓
Microsoft Edgeの新しいBing(いまのところEdgeを利用する必要あり)
Windows PCの規定ブラウザであるMicrosoft Edgeのデフォルト検索エンジン「Bing」。そのBingに「ChatGPT」の基盤技術が組み込まれたものが「新しいBing」です。2023年3月現在では希望のあったユーザーにのみ提供されておりテスト段階です。
テスト段階ということで回答が不正確な場合が多々あります。私が質問した内容だとやはりChatGPTと同様に2021年までの情報を学習しているとのこと。ただし、ウェブを利用して最新情報を提供するようにしているとのことなので、ここはBingならでは。
Bingの方向性としては通常の検索はまだ残りそうですね(下画像参照)。メニューでは「検索」の横に「チャット」が追加され、こちらで会話形式のやりとりができるという形です。この優先度が入れ替わり「チャット」が一番左側にくる未来があるかもしれません。
Google Bard
ChatGPTを組み込んだBingの対抗馬、というか本命がGoogleのBardです。こちらもプレビュー版が公開されましたが、「米国と英国」のみの限定公開であり、日本での利用は不可とのこと。BingのようにChromeブラウザだけの機能になるのか、Google検索自体が変わるのか気になります。
・GoogleがBardプレビュー版を公開。Bardにできること・できないこと
Googleといえば言わずもがなの検索界の重鎮でありメガテック企業。競合からのプレッシャーを跳ね除けるものが近々発表されるはずですので、今後の動向に注目しましょう。
日本では「ググる」という造語が一般化するほど生活に溶け込んだ「検索」という動作ですが、現代ではSNSや動画サイトで調べ物をする人(ググらない人)が増えてきており穏やかではないはず、その上でBingの動きです。Google先生の登場がどうなるかワクワクしますね。
今のところ2023年5月10日の「Google I/O 2023」で何かしらの発表があるのではないかと予想されています。
Operaブラウザーの「Shorten」(短縮)機能
Opera Software社のOperaブラウザーにもAI搭載への動きがあります。
こちらではサイドバーへChatGPTが組み込まれ、対話形式で疑問を解決したり、閲覧ページを要約してもらったり、といった使い方になるそうです。結局ChatGPTなのでBingと同じこと?なんでしょうか?
GoogleやBingといった検索エンジン自体にAIチャット機能が組み込まれるのであれば、ブラウザにはいらない気もしますがどうなるんでしょう。
・OperaブラウザもChatGPT採用のWebページ要約機能追加へ
追加情報待ちですね。
BraveブラウザのSummarizer
こちらでは検索結果画面の上部に複数のWebサイトから情報を集約して要約する機能とのこと。チャット機能ではなく、要約なので上3つとはちょっと違いますね。情報の引用元はリンク付きで表示されるとのこと。
・Brave Searchは関連する検索結果を合成するAIツールによるサマライザーを新たに搭載します
ユーザーとしてはいくつかのページを跨いでブラウジングしなくても、まとめたものを一括で確認できるので助かるかもしれません。ホームページを作る側としては、サイトを見てもらう機会が減少しそうでモヤっとします。
はい、今回はここまで。
ブラウザ業界でもAIの取り組みが活発になっているので、どんな変化が起こるのか今後もチェックしておきましょう。また何かわかったら記事にしますので「わかできブログ」のチェックもお願いします。
検索して調べる、が当たり前だったのに、「AIに聞く」が当たり前の世の中になる可能性があります。そうなると、ブラウザの形は今とは違ったものになるでしょう。そもそもブラウザいる?ってなりますね。ホームページも今と同じではなくなりそう。。
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