わかできブログ

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サッカーW杯でABEMAの大躍進

昨年開催されたサッカーW杯、皆さんはご覧になったでしょうか。
深夜の時間帯が多かったため、なかなか生では見れなかったかたも多いのではないでしょうか。

そんな中、全64試合を生中継したABEMAに注目が集まっています。
ABEMAは2015年にサイバーエージェントとテレビ朝日が出資して開局したインターネットテレビで、独自の番組やライブなどの生配信のコンテンツで有名です。
筆者も配信ライブでお世話になっております。

今回のW杯ではFIFAの放映権が想定で350億円ほどと高額となり、NHKと民放各社は出し渋っていたようです。
なにしろほとんどの試合が深夜なため、視聴率がどれだけ稼げるかが不明確でした。
そんな中、声がかかったのがABEMAです。
契約書が公開されているわけではないため、正確な金額は不明ですが、ABEMAは200億円を支払い、あとはNHKとフジテレビ、テレビ朝日が支払ったとも言われています。
そして200億円支払ったABEMAは全64試合をなんと無料で配信します。

テレビも視聴者にとっては無料ですが、見逃した場合には再放送でもしない限り見ることはできません。
しかしABEMAはインターネットテレビのため、全試合がアーカイブされ、いつでもどこでも見ることができます。
これはサッカーファンだけでなく、W杯ファンにとってはABEMA様様な感じの施策でした。
6分のダイジェストも作られていましたが、半数以上がアーカイブの試合を見ていたようです。
生配信にしてもテレビで見たという割合が49.1%という中、ABEMAは17.8%と大健闘しています。

しかしインターネットでの配信での問題点は、同時接続数が多くなると画質が悪くなったり、止まったりしてしまうことです。
テレビはこのようなことはありませんが、インターネットは配信する回線を”太く”しないとユーザーを満足させられません。
日本の試合ではドイツ戦が1000万人、コスタリカ戦では1400万人、スペイン戦では1700万人もの視聴者数がいました。

そして決勝トーナメントに進み、クロアチア戦では2000万人を超えるだろうとの予測のもと、予め視聴者数を制限するかもしれないということを通知します。
最初から視聴していたユーザーは制限にかからなかったようですが、途中から視聴した場合には制限にかかったユーザーもいたようです。
それでもサーバーが落ちなかったというのもすごいことです。

アジア予選でもアウェー戦は「DAZN」で有料配信していたのに、W杯でこれだけ費用をかけてもすべて無料配信したのは、最初から迷いなく決めていたというのです。
ABEMAは新しい未来のテレビというコンセプトのもと運営されており、より多くの方にABEMAを楽しんでもらうきっかけになれたらという思いがあったようです。

近年のテレビはインターネットに接続してコンテンツを視聴できますが、ABEMAもアプリとして搭載されていたり、FireTVなどを接続することでも視聴できます。
テレビの大画面でもABEMAが高画質で楽しめる時代になった今こそ活きる施策だったのではないでしょうか。
そしてABEMAならではとして「マルチアングル映像」や「追っかけ再生」「見逃し配信」などが楽しめ、さらに特別番組を制作して、サッカー通として有名な矢部浩之さんや日向坂46の影山優佳さんなどがわかりやすく見どころを伝えたり、極めつけは本田圭佑氏の解説によって多くの方が「面白い」と利用しました。

その後ABEMAが有料会員として利用されているかどうかはわかりませんが、間違いなく多くの方に「ABEMA」というブランド名が残りましたし、次もやってくれるだろうという期待感もあります。

200億円はかなり高額な買い物で、ABEMA自体は赤字とも言われていますが、そこはサイバーエージェント傘下のゲーム事業の「ウマ娘」が好調で400億円以上の営業利益が出るとの見込みもあり、W杯のための200億円くらいの支出は問題ないようです。

今後もABEMAは注目なのは間違いないですが、次はWBCが無料配信となるのか気になるところです。


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