パスワードが漏洩!?ブラウザーやスマホに表示されたらどうすればいいの?
スマホやパソコンを使っていると、「パスワードが漏洩しているのが検出されました」などと表示されることがあります。
「パスワードが漏洩」と言われると、もうすでにOUT!な感じもしてしまいますが、まだアカウントを乗っ取られたというわけではありません。
ではなぜ、どんな仕組みでこんなメッセージが表示されるのでしょうか。
スマホやブラウザーにはそれぞれ「パスワードモニタリング」「パスワードモニター」などと呼ばれる機能があります。
スマホやブラウザーで入力や保存したパスワードを、流出されたとされるパスワードのリストと比較して、一致するものがあれば警告としてメッセージとして表示する仕組みです。
今入力したパスワードは流出している可能性があるので変更した方がいいですよ、という機能です。
さらに、簡単なパスワードを各Webサイトで使いまわしている場合は、そのWebサイトの数だけ警告の数も多くなります。
パスワードだけを知られても、ユーザー名やID、そしてそれを利用するサイトURLがわからなければログインすることもできませんが、少なくともアカウント情報の1つが流出しているため、総当たりでサインインを試行させていけば当たってしまう可能性があります。
流出した主な原因は情報漏洩です。
大手企業へのサーバー攻撃によって不正アクセスされたり、メールの添付ファイルを開くことでパソコンが遠隔操作されて社内システムにアクセスされてしまったりして情報が漏洩してしまいます。
セキュリティに高額な費用をかけていてもセキュリティホールを抜けてくるため、イタチごっこになっています。
大企業と言えども、そこで働く従業員全員がITに詳しいわけではありません。
メールやブラウザーのセキュリティを知らなかったり、最近流行りのウイルスも知らなかったりするため、簡単に添付ファイルを開いて感染してしまいます。
流出した個人情報は売買され、さらにデータが広まっていきます。
そしてサインイン試行を多くのハッカーが行うことでサインインされてしまう可能性が高まります。
そうなってしまう前に、このようなメッセージが表示されたら複雑なパスワードに変更することをお勧めします。
どのWebサイトやアプリのパスワードが危険なのかは、「設定」にあるのでいくつか紹介します。
Microsoft Edge
「設定」内の「プロファイル」にパスワード管理画面があります。
そこからどのWebサイトのパスワードが漏洩しているかがわかるので、対象のWebサイトにアクセスしてパスワードを変更します。
Google Chromeも同様にしてパスワードを管理・変更します。
iPhone
「設定」の「パスワード」でパスワードを管理しています。
さらに「セキュリティに関する勧告」では漏洩している、または使いまわしているパスワードを使用しているサービスの一覧が表示されます。
「Webサイトのパスワードを変更」をタッチしてパスワードを変更します。
Android
機種によってアクセス方法が異なりますが、「Googleアカウントの管理画面」の「セキュリティ」から「パスワードマネージャー」でパスワードを管理しています。
「パスワードチェックアップ」から漏洩しているかを確認し、対象のWebサイトにアクセスしてパスワードを変更します。
複雑で強固なパスワードを設定していれば、そうそう漏洩することはありませんが、強固でもその同じパスワードを使い回していると、それも注意されます。
中々強固なパスワードを使い回さず利用するのは難しいですが、サービスごとに少し変更するだけでも大丈夫ですので、自分で規則性を作ってパスワードを作成しましょう。
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