GIGAスクール構想、始まる
政府のGIGAスクール構想の推進により、筆者の子供の小学校では昨年から一人1台のPCが貸与されました。
そして先日家庭でのネット接続を行うため、持って帰ってきたので仕様などを見てみました。
ちなみに家庭でネット接続を行ったということは、たまに持ち帰って学習するということのようです。
※GIGAスクール構想とは「児童生徒向けの1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備し、多様な子もたちを誰一人取り残すことのなく、公正に個別最適化された創造性を育む教育を、全国の学校現場で持続的に実現させる構想」です。GIGAとはGlobal and Innovation Gateway for Allの略。
持って帰ってきた機種:ASUS C214MA-BW0028
調べてみると
- インチ : 11.6型
- CPU : インテル Celeron
- OS : Chrome OS
- メモリ : 4GB
- ストレージ : eMMC : 32GB
- 付属品 : スタイラスペン
ということで、Windowsではなく動作の軽いChromebook(Chrome OS)です。
また、スタイラスペンやカメラが付属しており、PC本体も360度回転します。
外での学習も可能でしょう。
価格は一般では65,000円くらいとなっています。
長年Windowsを使ってきた身としては、まったく慣れないです。
ほとんどがGoogle Chromeの中で行うので、変な感じです。
アプリをインストールせずに作成していくのが主流になっていくのでしょうか・・・
また、G Suite for EducationというGoogleの教育機関向けのG Suiteを利用しており、これは教育機関の利用であれば無料で利用可能とのことです。
G Suiteは
- 容量無制限のGoogleドライブ
- Gmail
- カレンダー
- オンライン会議 Meet
- ドキュメント(Word)
- スプレッドシート(Excel)
- スライド(PowerPoint)
- フォーム
といった機能があり、G Suite businessでは同機能で月額1360円かかることを考えると、これらが無料で使えるのですから、かなりお得ですね。
教育機関向けということもあり、教室単位の部屋のようなものも用意されていて、そこで学習したりお知らせなども配信されたりします。
本体容量は少ないため、基本的にはデータはすべてクラウドに保存されています。
筆者が住んでいる市では、全生徒に対して1台ずつPCを貸与しています。
そのため一人ひとりに専用のメールアドレスが割り当てられており、それで各Googleのサービスにログインするようです。
そのため同意書の提出がありました。
昨年度から正式に始まったため、新品のPCを利用でき動作も問題ありません。
これが卒業等で返却してさらに下の学年に再貸与していくと、動作が遅くなっていくと思いますが、Windowsと異なり、OSも軽いですし、アプリのインストールもないため、バッテリーの劣化以外は比較的長期間運用できるんではないでしょうか。
これからこのChromebookを使ってどのような学習をしていくのか、実際にどのような授業をしているのか見てみたいですが、いつか授業参観でやってくれるでしょうか。
ようやく始まったGIGAスクール構想ですが、各学校や市区町村でも設備投資が進んでいます。
特に重要なのが「児童生徒に1人1台端末」「同時多接続高速大容量の通信ネットワーク」ということで、それぞれ補助があり端末は一人あたり最大4.5万円、ネット環境は整備費用の2分の1が補助されます。
それでもASUSのPCは6.5万円ですから、一人あたり2万円、一万人で2億円かかります。
情報社会より発展した社会を生きる子供たちにとって、ICTを基盤とした技術を活用して教育していくことはより不可欠になってきています。
従来の教育だけでなく、子供の頃からICTを活用していかなくては社会に出たときに落ちこぼれていくことは確実です。
そのためにも活用だけでなく、きちんとリテラシーやセキュリティ、犯罪についても教育していただきたいですね。
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