災害時の情報収集
2019年9月、10月は台風や大雨が東日本を襲いました。
一昔前は、防災無線やラジオ、テレビが情報源でしたので、その情報を元に避難していました。
少し前はパソコンが主流だったため、パソコンで情報収集し、さらには情報発信も行っていました。
そして現在、多くの方がスマートフォンを所有しています。
スマートフォンは気軽に持ち運べるパソコンなので、多くの情報がいつでも手元で確認できます。
今回の台風や大雨でももちろん大活躍していました。
スマートフォンであれば家でも避難中でも避難先でも同じように情報収集が可能です。
災害時に役立つアプリがたくさんありますが、中でも特に役立ったものを紹介します。
言わずと知れたTwitterです。
Twitterは現地の情報を発信している方が多く、それらを検索して収集することができます。
例えば台風15号後の千葉県での停電、断水時にはTwitterを使って市内のガソリンスタンドの状況や、どこに行けばガソリンを入れられるのかなどの情報が集まっていました。
それらを収集することで、ガソリンスタンドの渋滞を待つことなく市外に行き、さらにはそこのショッピングセンターなどで快適に過ごすことができます。
こうした情報を収集できないと、渋滞の列で待ち続け、いつまで経っても損しっぱなしになってしまいます。
ただ、Twitterも万能ではないため、デマや誤情報が多く発信されています。
それらに惑わされないように注意が必要です。
Yahoo!防災速報
授業もあるこのアプリは自宅や会社、離れて住んでいる家族の市区町村を登録することで、その地域に発生したあらゆる災害情報を通知してくれます。
災害以外にも武力攻撃やテロといった情報や防犯の情報、熱中症情報も通知します。
このアプリ1つ入れて、設定しておくだけであとは自動で情報を収集し知らせるため、手離れが良く、便利に使えます。
NHKニュース・防災
NHKが無料で出しているアプリで、最新のニュースや防災、災害情報を入手できます。
「データマップ」では地震や河川氾濫の情報を地図を使って見ることができ、さらには河川の現在の状況を写真や動画で確認できます。
これで川の近くまで見に行かなくても状況確認ができますね。
「ライブ」ではNHKのライブカメラで撮影された現在の各地の状況を映像で確認したり、災害時には放送が同時提供されます。
さらに、地域を登録することで、Yahoo!防災速報と同様の災害情報を通知してくれます。
また、同じNHKのWebサイト「あなたの天気・防災」では、ハザードマップを確認できます。
ここで警戒区域を確認しておくことで、どこに避難すればいいのかを家族で情報共有しておくことができます。
また、地域を登録することで、アプリと同じように河川の状況を確認できるうようになります。
さらにスマートフォンは緊急速報を受信でき、日本における緊急速報は以下の3種類あります。
・緊急地震速報(津波含む)
・Jアラート(ミサイルやテロ)
・自治体防災情報(台風、避難所情報、訓練など)
地震速報は皆さんも聞いたことあると思いますが、今回初めて自治体防災情報が入りました。
台風翌日の夕方だったため、始めはインターフォンのチャイムが鳴っているのかと思いましたが、スマホを見てみたら「河川氾濫のおそれ」ということで緊急速報が入っていました。
他のiPhone以外の格安SIMの端末で緊急速報が入ったのかはわかりませんが、今回の災害で初めて防災情報が入った方も多かったのではないでしょうか。
このように様々な情報がスマートフォンを通じて入るようになりましたが、そこから先、避難するかどうかは個人の選択にかかってきます。
おそらく被災地の方々もこの速報を受け取っていたはずですが、避難した人、避難しなかった人がおり、避難した人の中でも間に合わなかったり事故にあったりと、何が正しかったのかわからないですが、レベル3~4くらいで自主避難した人が一番助かったのではないかと思います。
もちろんそれで何も被害がなかったり、避難所での苦労もあったかもしれませんが、河川が近くにある場合は何も考えずに避難するのがベターだったのではないかと思います。
あらゆるところで収集した情報を元に、まずは逃げましょう。
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