わかできブログ

blog

わかできブログ

【徹底解説】Excelが大きい、重い現象を解消するワザ!(画像・オブジェクト編)

先ずは以下の表に、よくある「Excelが大きい、重い」となる原因と解決方法に関してまとめてみました。なお解決方法に関してはリンク先の記事をそれぞれ確認してみて下さい。今回は「7、トリミングした画像のサイズを小さくしよう。」「8、不要なオブジェクトを削除してみる。」について解説していきます。

カテゴリ 現象/原因 解決方法
画像 画像をコピー&ペーストで貼り付けた。 1、図・写真の挿入方法を変えてみる。
画像ファイルのサイズが大きい。 2、図・写真を圧縮する。
切り取りした箇所が大きい為、写真が小さくてもファイルサイズが大きい。 7、トリミングした画像のサイズを小さくしよう。
オブジェクト 知らないうちに不要なオートシェイプ(図形)が残っている。 8、不要なオブジェクトを削除してみる。
シート 隠しシートがある。シート数が多い。 【予定】9、シートの数を減らそう。
数式 数式が多い。数式が複雑。 【予定】12、不要な数式を削除してみる。数式を見直してみる。
グラフ グラフのもととなるデータの数式が多い。数式が複雑。 【予定】12、不要な数式を削除してみる。数式を見直してみる。
行・列の数 行数、列数が多い。 4、空白の行・列を削除してみる。
設定 定期的に自動保存が実行されるが時間がかかり操作できなくなる。 【予定】10、自動保存の設定を変更してみる。
オートフィルターや画面切り替えした場合に、動作が遅い。 【予定】11、自動計算の設定を変更してみる。
ブックの共有をしている為、変更履歴データが溜まっている。 5、ブックの共有を解除してみる。
ファイル形式 「Excel2002」より古いバージョンで作成したExcelファイルである。 3、最新の形式で保存しなおす。
その他 上記に当てはならない。原因がわからない。 6、最終手段!データを新しいExcelファイルに全部コピーする。

お気軽にお申込みください!

7、トリミングした画像のサイズを小さくしよう。

最近、画像を沢山挿入した資料を作成をする事があったのですが、その際、画像のトリミング機能を多用していました。トリミングは、Excel上で画像の不要な部分をカットできるという、便利な機能なのですが、例えば左の画像の様にトリミングを行い、赤枠の木だけの画像にしたとしても、灰色の部分は見えないだけであり、青枠内の元々の画像データがそのまま残っています。私はその画像をアチコチにコピペしていた為、見えている画像が小さい割にはExcelのファイルサイズが大きいものになっていました。

この様にトリミングした画像が存在する場合には以下の手順で、見えない箇所を削除する事により、ファイルサイズを小さくする事ができます。

手順1:

Excelで表示されている画像をクリックし、「書式」タブ→「図の圧縮」で「画像の圧縮」画面を開く。

手順2:

「画像の圧縮」画面の解像度の選択より「電子メール用」を選択して「OK」をクリック。(この際、圧縮オプションの「この画像だけに適応する」のチェックを外すと全画像の見えない領域削除ができます。)

実験した結果この手順により、1MB有ったファイルサイズは200KBに縮小する事ができました!

お気軽にお申込みください!

8、不要なオブジェクトを削除してみる。

Excelが重い、ファイルサイズが何故か大きい原因として昔、有ったのが削除したと思っていたオブジェクト(図形、画像)が大量に残っていた、というものがあります。発生する原因としては、行を選択してまとめて削除した時、その行に含まれていたオブジェクトは高さが0cmになっただけで実は削除されていなかった為です。

それにより、オブジェクトを挿入して、削除を繰り返している内に、目に見えないものが沢山溜まってしまう事がありました。但し、オブジェクトを含んだ行を削除してもオブジェクトが消えない現象が起きていたのは「Excel2003」までとなっております。「Excel2007以降」は同じ操作をするとオブジェクトも削除されますのでご安心下さい。(上記画像は「Excel2013」で擬似的に再現しておりますが実際には起きませんのでご了承下さい。)

但し、昔作ったExcelなど、絶対にこの現象に出会わないという事もありませんので、目に見えない沢山のオブジェクトをまとめて削除する方法をご説明いたします。

手順1:

「ホーム」タブ→「検索と選択」→「オブジェクトの選択と表示」をクリックする。
クリックすると右側から選択のメニューが表示されます。

 

手順2:

選択のメニューに見えないオブジェクトの一覧が表示されますのでクリックしてオブジェクトを選択し[Delete]キー等で削除します。

もし図の様に大量にオブジェクトがある場合[Ctrl]キー+[A]キーでまとめて選択し、[Delete]キーで削除する事もできます。

目に見えない画像・図形が沢山あれば、この方法でファイルを軽くする事ができます。


今回ご紹介した方法はいかがでしたでしょうか。以前、書かせていただきました「巨大なファイルサイズのExcelを軽くするワザ!その1」「巨大なファイルサイズのExcelを軽くするワザ!その2」と一緒に、今回ご紹介した方法もぜひお試し頂ければと思います!次回も残りのワザを紹介していきますので引続きチェックしてみて下さい!

続きは以下よりご覧いただけます。

【徹底解説】Excelが大きい、重い現象を解消するワザ!(シート・設定編)

【徹底解説】Excelが大きい、重い現象を解消するワザ!(数式・グラフ編1)

【徹底解説】Excelが大きい、重い現象を解消するワザ!(数式・グラフ編2)

「パソコン教室わかるとできる」は教室数トップクラスのパソコン教室なので安心して通っていただけます。全国に約200教室展開していますので、まずはお近くの教室までお気軽に無料体験をお申し込みください!
無料体験のお申し込みはこちら

パンフレットなどを無料で
送付いたします!

無料体験のお申し込みはこちら


« »

お気軽にお申込みください!