パソコンとおしごと
おしごと目的のご入会が増えています
近年パソコンを仕事で活用することを目的にご入会される生徒さんが増えています。現代社会においてパソコンは仕事に必要不可欠であり、スキルアップや就職・転職を考える際に避けて通ることができません。
では、仕事におけるパソコンスキルは、どのようなスキルをどれくらいのレベルで持っていれば良いのでしょうか?求人情報に記載される「基本的なPC(パソコン)スキル」に自信をもって応募するために必要なスキルについて、3つのパートに分けて解説いたします。
中小企業で利用されているITツールとは?
中小企業で利用されているITツールが何かを知ることで、業務に必要なスキルが見えてきます。
2016年の全国中小企業取引振興協会の調査によると、中小企業で利活用されているITツールは以下のような結果となりました。
出典:「ITツール毎の利活用状況」(全国中小企業取引振興協会調べ)
中小企業で最も利活用されているのは一般オフィスシステム(ワードやエクセルなどのオフィスアプリケーション)で、限定的な利活用も含めると81.9%の企業で利活用されているという結果でした。次いで多かったツールは電子メールで、こちらも79.3%と大半の企業で利活用されています。
この結果より「ワードやエクセルで書類を作成する」「取引先などとのやり取りは電子メールで行う」ということが一般的な中小企業で働く上で必要なスキル =「基本的なPC(パソコン)スキル」であることがわかります。
これは営業職でも事務職でも、または経営者でも同じです。書類の作成やメールでのやり取りは業種や職種に関係なくほぼ発生しますので、ワード・エクセル・電子メールの基本的な操作を理解しておく必要があります。
② 採用の際に重要視されるスキルとは?
次に、採用の際に重要視されるスキルについてです。2015年のNTTコムリサーチの調査結果によると、採用担当者が重要視しているスキルは以下の結果となりました。(この調査では再就職希望の女性を雇用する際の採用担当者が対象となっています。)
出典:「企業人事担当が正社員を採用する際に求めるスキル」(NTTコムリサーチ調べ)
3位「ビジネスマナー」61.2%、2位「コミュニケーション能力」72.4%、を抑えて1位が「パソコン操作」の75.5%という結果になっています。現代の就職活動においてパソコンスキルが最も重要視されており、ある程度パソコンが扱えることはもはや当たり前であるとも言えます。
しかし、パソコンスキルをアピールするには自己評価では伝わりづらく、書類選考が通らなかったり、面接時に説明する時間を割いて貰えないことがよくあります。そこで、具体的なスキルをアピールするにはパソコン資格を履歴書に記載するのが効果的です。
ワードやエクセルなどのスキルを証明できるMOS(Microsoft Office Specialist)であれば知名度が高く採用担当者にも理解されやすいためおすすめです。ワードとエクセルには一般レベル(スペシャリスト)と上級レベル(エキスパート)の2つがあり、高度なスキルを証明したい場合は上級レベル(エキスパート)まで取得しておく良いでしょう。
仕事に必要なパソコンスキルとは?
企業のITツール利用状況からも、採用担当者の重要視している項目からも、パソコンスキルが重要であるということがわかりました。ではパソコンスキルはどれくらいのレベルが必要なのでしょうか。以下3つに分けてマスターしておきたいスキルを記載します。
- パソコンの基本操作・知識
- ワードやエクセルなどのOfficeアプリケーション
- 電子メール
パソコンの基本操作・知識
職場で与えられたパソコンは自分でメンテナンスや管理をする必要があり、それにはパソコンについての基本知識や、周辺機器・インターネット等の幅広い知識が必要になります。パソコン教室わかるとできるにはパソコンの基本操作・知識を学習できる講座が揃っています。これらの講座を勉強すれば、仕事で使うパソコン用語が理解でき、パソコンのメンテナンスやちょっとしたトラブル対処を自分でできるようになります。
◆ マウス操作・キーボード操作
(マウス操作。キーボード操作・ローマ字入力、タイピング速度など)
◆ Windows(ウィンドウズ)の活用方法
(デスクトップのカスタマイズ、Wi-Fiの接続、アプリのインストール・アンインストール、圧縮フォルダの展開・作成、パソコンのメンテナンス、バックアップなど)
◆ パソコンの整理方法
(ファイル・フォルダーの整理、デスクトップの整理、ファイルの検索方法、パソコン周辺の整理整頓など)
◆ デジタル基礎知識の習得
(ハードウェアの基礎知識、アプリの基礎知識、インターネットの基礎知識、デジタル用語の基礎知識、メンテナンスの基礎知識、トラブル対策など)
ワードやエクセルなどのOfficeアプリケーション
ワードやエクセルなどのOfficeアプリケーションは中小企業で最も利用されているITツールです。ワードは「契約書」や「報告書」など文字がメインとなる書類作成に利用し、エクセルは「売上管理」「データ分析」など数値計算やグラフ作成といったデータ作成に利用します。職種によってはプレゼンテーション資料が作成できるパワーポイントも必要となります。また、これらのMOS資格を履歴書に記載することで書類選考時にスキルを証明することができます。
◆ Word(ワード)の基本操作
(文書の作成と管理、文字・段落・セクションの書式設定、表やリストの作成、グラフィック要素の挿入と書式設定など
より高度なスキルや、ビジネスシーンを意識したワード仕事術を勉強したい場合はビジネスWord講座がおすすめです。)
◆ Excel(エクセル)の基本操作
(ワークシートやブックの作成と管理、セルやセル範囲のデータの管理、テーブルの作成、数式や関数を使用した演算の実行、グラフやオブジェクトの作成など
より高度なスキルや、ビジネスシーンを意識したエクセル仕事術を勉強したい場合はビジネスExcel講座がおすすめです。)
◆ PowerPoint(パワーポイント)の基本操作
(プレゼンテーションの作成と管理、テキスト・図形・画像の挿入と書式設定、表・グラフ・SmartArt・メディアの挿入、画面切り替えやアニメーションの適用、複数のプレゼンテーションの管理など)
◆ MOS(Microsoft Office specialist)資格の取得
(基本を理解していることを証明するのであればスペシャリストレベル、高度なスキルを証明したいのであればエキスパートレベルまで取得しましょう。職種によってはパワーポイントも取得しておくとアピールになります。)
電子メール
電子メールを送信する際のビジネスマナーを理解されていないことが意外と多く、入社後に恥をかくケースも少なくありません。わかるとできるの電子メール講座ではアプリケーションの使い方はもちろんのこと、送信する際の注意点についても学習することができます。また、合わせてクラウドサービスも学習することで「いつでも」「どこでも」「どの端末でも」メールの確認ができるようになります。
◆ 電子メール
(メールの新規作成、送受信、転送、署名の設定、「TO(宛先)・CC・BCC」の使い方、ファイルの添付、メールフォルダーの仕分けルール、メールの検索、整理など)
→この講座を詳しく見る
より高度なスキルを目指すなら
上記で挙げたスキルよりワンランク上を目指すならビジネス活用シリーズのビジネスExcel講座がおすすめです。ビジネス活用シリーズはより実務を意識した講座になっており、活用シーンも交えて解説しているためすぐに実務に活かせます。また、Excelは他のアプリケーションよりも奥が深く、マスターすることで業務効率が驚くほど改善されます。
◆ Excel関数
COUNT関数・SUMIF関数、関数のネスト、条件によって結果を表示するIF関数、必要な情報を表から取り出すVLOOKUP関数やエラー値を非表示にするIFERROR関数など
◆ データ分析
大量にあるデータから目的にあった結果を表示する力、データを見える化するためのグラフ作成・グラフ要素の設定方法、分析結果からは何が見えるか、どういった考えをするのかなど
◆ Excelマクロ・VBA
マクロの自動記録、相対参照でのマクロの作成・登録、VBEとVBAの基本知識、グラフの作成、データの検索、業務の効率化など
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