MOS資格の履歴書への書き方は?古いバージョンでも履歴書に書けるの?
MOS資格を取得する方の目的は様々ですが、就職や転職のためにスキルアップとアピールを兼ねて挑戦するという方も多いと思います。そこで今回は「就職や転職時のアピール」ということで、履歴書への記載についてお届けします。
MOSは履歴書に書くことができる立派な資格試験
MOS(Microsoft Office Specialist)資格は、オフィスアプリケーションである「Word(ワード)」「Excel(エクセル)」「PowerPoint(パワーポイント)」「Access(アクセス)」といったソフトのスキルを証明する、世界共通の資格です。お仕事でよく使うこれらのソフトを正しく活用できる知識やスキルがあることを客観的に証明できる、とても有名な資格です。
特に、希望する就職先が事務職などのオフィスワークの場合は、業務でパソコンのスキルが必要不可欠です。そのスキルを証明する資格を有していれば、選考の段階で非常に有利になることは間違いありません。もちろん、事務職でない場合も、Microsoft Officeを搭載したWindowsパソコンを採用・導入している企業は非常に多いため、MOS資格を取得している場合は、必ずアピールポイントとして履歴書に記載することをお勧めします。
熱意や人柄は文章では伝わりづらいため、特に書類選考の段階ではライバルと差をつけることができます。あなたがもし採用する人事担当者で、同じような経歴の人で選考に迷っていたら、判断基準としてMOS資格を有しているかどうかがポイントになると思いませんか?
もちろん、まだMOS資格を取得していない方は、これから取得を検討していただくとよろしいかと思います。
MOS資格の履歴書への書き方
履歴書への記入の仕方ですが、英語でもカタカナでも構いません。また、英語の短縮表記でも問題ありません。 どのようなパターンがあるか、以下に例を挙げてみましょう。
記載例 1(一般レベル)
- MOS Word 365&2019 合格
- Microsoft Office Specialist Word 365&2019 合格
- マイクロソフト オフィス スペシャリスト Word 365&2019 合格
カタカナで「エムオーエス」や「モス」とは書かず、この3パターンのいずれかで書きましょう。一般レベル(スペシャリスト)の場合、科目名の後にレベルを記載する必要はないため、わざわざ「スペシャリスト(一般)」等は不要です。
記載例 2(エキスパートレベル)
- MOS Excel 2016 Expert 合格
- Microsoft Office Specialist Excel 2016 Expert 合格
- マイクロソフト オフィス スペシャリスト Excel 2016 エキスパート 合格
このような表記が望ましいでしょう。
なお、主催や認定、交付機関の名称を記入する必要がある場合は、「マイクロソフト」と記載するように推奨されています。
参考URL:合格後・合格認定証に関するよくあるご質問|MOS公式サイト
古いバージョンの資格でも履歴書に書くことはできる?
さて、基本的な記載の仕方がわかったところで、次に複数持っている場合や古いバージョンの記載について、ここからはあくまで私の個人的な見解をお伝えさせていただきます。
基本的に、持っている資格をすべて記載するのは問題ありません。例えば、「MOS Word 365 & 2019」と「MOS Word 2016」を持っている場合、両方記載するのは良いことです。なぜなら、選考を行う企業側で利用しているOfficeのバージョンがどのようなものかがこちらからは分からないからです。「最新のものだけ記載しておけばいいかな?」と思いがちですが、企業がOffice 2016を使用している場合は、そのバージョンの資格を持っていることが評価につながります。
次に、古いバージョン(ここでいう古いバージョンは、サポートが終了しているOfficeのバージョンとします)の資格についてですが、こちらも記載する分には問題ありません。ただし、サポートが終了しているOfficeは、セキュリティの問題で企業ではすでに使用されていない可能性が高く、新しいバージョンに入れ替えられていると考えた方が良いでしょう。
もし古いバージョンの資格しか取得していない場合は、それを記載しておきましょう。しかし、最新バージョンの資格を取得し直すことをお勧めします。 なぜなら、ライバルが最新バージョンを取得していた場合、やはりアピールとしては不利になるからです。
MOS資格がない < 古い資格しかない < 最新 or 企業が利用しているバージョンの資格がある
というイメージになるでしょうか。2021年5月現在のバージョンで考えると、
MOS資格なし < 2007や2010のみ取得 < 2013取得 < 2016取得 < 365 & 2019取得
というイメージになるかと思います。
とにかく、迷ったら記載しておいて損はありませんが、なるべく新しいバージョンを取得しましょう。
履歴書に書けるMOSの資格を取得しよう!
繰り返しになりますが、MOS資格を取得しているというのは「客観的なOfficeスキルの証明」になります。
いくら履歴書や職務経歴書に業務利用していたアプリケーションとしてExcelが記載されていても、選考側としてはどの程度使えるのか、どのくらい理解しているのかは不明瞭です。面接で「知っているExcelの関数を挙げられるだけ挙げてください」と質問し、それを計る企業もあると聞いたことがあります。
ぜひまだMOS資格をお持ちでない方や、古いバージョンしか取得していない方は、最新バージョンを取得しましょう。わかるとできるでは「MOS試験対策講座」を開講しています。ご興味のある方はぜひ詳細をご確認ください。
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