その「￥」本当に大丈夫？
通販サイトで商品に「￥1,800」と記載されていたらあなたはいくらだと思いますか？
普通は表記通り1,800円だと思うでしょう。
しかしクレジット決済した明細を見るとその20倍もの請求があったという相談が、国民生活センターにありました。
なぜこのようなことが起きるのでしょうか。
実は日本円と中国人民元の記号が同じ「￥」を使っており、それを逆手に取って価格を騙しているということです。
日本円はYENで「JPY」、中国人民元はYUANで「CNY」となり、頭文字が同じYのため「￥」を使うのだそうです。
実際に国民生活センターに相談があったサイトを確認してみると、ほぼすべてきちんとした日本語で記載されており、日本のサイトと勘違いします。
さらには価格は「￥700」と表記されており、700円だと勘違いしてしまいます。
しかしサポートのページに「通貨はなんですか？」という問いに対して「中国人民元円です」と記載されており、日本円ではないことが記載されてました。
ここまで読まないと中国人民元での表記だということがわからないため、クレジットカードの明細を見て初めて騙されたということに気づくのです。
さらに連絡をしても返信がなく、返金されなかったということです。
Amazonなどの有名なサイトではそのようなことはありませんが、特殊な商品でそのサイトにしかないようなものの場合、しっかりと通貨を確認した方がいいでしょう。
また、通販サイトに販売業者の名称や住所、電話番号が記載されていない場合には十分に注意しましょう。
