ベーシックインカムで人は幸せになれるか?
ベーシックインカムという制度をご存知でしょうか
国として国民の最低限の生活を保証するために、全国民に対して月々一定の現金を支給するという制度です。
現在の日本では社会保障制度として年金や失業保険、生活保護などがありますが、健常な労働者には基本的には給付がありません。
ベーシックインカムは無条件で給付する制度のため、筆者も皆さんも対象となります。
ベーシックインカムを導入したからといって働かなくてよくなるということではありません。
最低限の生活を保証するだけなので金額的には5万~10万円前後だと考えられてますが、実際に導入している国はまだありませんが、実験を行っている国はあるようです。
実は日本でも小規模ですがベーシックインカムの実験が行われていました
2020年1月に実業家の前澤友作氏がお年玉として100万円を1000人に配っていたのは記憶に新しいかと思います。
実はこれがベーシックインカムの社会実験だったということなのですが、何も考えずに筆者のように申し込んだ方も多いのではないでしょうか。
筆者は見事にハズレたようですが、当選した方はいらっしゃいますか?
当選された方には社会実験について説明があり、計17回のアンケートを行い、さまざまな角度から100万円が与える影響について調査されていました。
この実験では
- 100万円を4月に一括で受け取り
- 100万円を半年後の10月に一括で受け取り
- 100万円を1年間分割で受け取り
としてそれぞれのグループがどのような行動するのかを調査されました。
この100万円によって人々の行動がどれだけ変わるのか、それとも変わらないのか。
結果としては自己投資をはじめとした意欲の向上が見られたようです。
特に半年後に一括でもらった方の中には「起業」「結婚」「留学」にお金を使った方が多かったとのことです。
すぐに一括支給された方でも資格取得や自己投資の資金としたり、車や旅行、家電などの大きな買い物に使っていました。
分割で支給された方も買い物やさまざまな資金として使っていたことがわかりました。
何よりも多くの方が無駄遣いをせず、幸福度が上がった、生活に余裕が生まれた、離婚率が減少したというのは大きな成果ではないでしょうか。
他国の実験でも、交通事故や入院患者、DVなどが減少したという報告もあり、一定の金額を給付することで気持ちに余裕が生まれ、社会が安定する可能性もあります。
日本でベーシックインカムが導入される可能性はあるのでしょうか
実際に働きかけを行っている研究者も多く、国民民主党は「日本型ベーシックインカム創設」と、公約として掲げてもいます。
支給額は、労働意欲がなくならず生活が安定する7万円くらいが適正ではないかと言われています。
しかしコロナの10万円給付のように配るだけで多額のコストがかかってしまうようでは意味がありません。
現在、マイナンバーに公金受取口座の登録が進められていますが、これを使えば低コストでスピーディーに申請なしで支給ができます。
国民全員がマイナンバーカードを使って公金受取口座を登録することで、ベーシックインカムの実現に一歩近づくのではないでしょうか。
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